【ポケモンSV_S11使用構築】暗黒カイリューサーフゴー【最終247位/最終レート:2042】

ちきふわです。ランクマッチS11お疲れ様でした。

かなりブランクが空いてしまいましたが、SVではS5以来4回目となるレート2000超えを達成したため、構築記事を書きます。

 

【使用構築】(2023/11/27 ※ディンルーの努力値ミスを修正したものに差し替えました)




【構築完成までの経緯】

1.本ルールでは赫月ガチグマがトップメタになると考え、このポケモンへの処理ルートを確実に用意したいと考えた。
アプローチとしては、
①高耐久で受けながらサイクル下で削る
②対面で上から高火力で倒す
の2つを考えた。①の場合だと鋼テラスサザンドラやアーマーガアが候補になるが、取り巻きに多い炎オーガポンに弱く、ややピンポイント気味でガチグマが選出されない場合に腐りやすいと考えた。
そこで②の場合に、「ノーマルテラスブラッドムーン+真空波」を耐えるポケモンで上から2回行動して倒すことを考えた。この条件に当てはまり、汎用性を損ねないポケモンとして拘り鉢巻飛行テラスカイリュー採用。

2.鉢巻カイリューを使うにあたり、技を無効化された場合の引き先は必須と考えた。
カイリューの弱点である氷/フェアリー/岩技に加え、鬼火や電磁波などの状態異常技に対して無理なく繰り出せるポケモンとしてサーフゴーを採用。

3.鉢巻カイリューと合わせて、対面選出の圧力となるポケモンが欲しいと考えた。
この枠には暗黒強打+不意討ちによる高い対面性能を評価して気合の悪ウーラオスを採用。
水ウーラオス想定の対策枠で選出された水テラス/水タイプのポケモンに刺せると判断した。

ここまでを基本選出として、残りは補完として採用。

4.基本選出がカバルドン/パオジアン/トドロクツキが重いため、これらを上から制圧でき、補助技をアンコールで嵌められるブーストエナジーテツノツツミを採用。

5.ここまでで電気技の一貫が切れておらず、ステルスロックを撒けるポケモンが欲しいと考えた。この枠に採用するポケモンには、テラスタルを消費せず行動できる耐久が欲しいと考え、地面タイプであるディンルーを採用。

6.ここまでで相手のハバタクカミ/テツノツツミが重めであり、受け構築に対して崩しの手段が乏しいため、両刀チョッキヒスイヌメルゴンを採用。

 

【構築の要点】

・行動保証のあるポケモンで高火力を押し付ける

・テラスタルを使用しなくても戦えるポケモンを多く採用する

 

【個別紹介】

※性格の補正箇所は上昇を赤色、下降を青色で記載
※特性は複数あるポケモンの場合のみ記載
※採用順に記載

 

カイリュー@拘り鉢巻

テラスタイプ:飛行
特性:マルチスケイル
実数値:167(4)-204(252+)-115-x-120-132(252)
技構成:テラバースト/神速/地震/逆鱗

◆AS振り切り+端数H(神速の火力を上げるためA補正)
◆マルチスケイル込みで、C特化赫月ガチグマ*命の珠の「ノーマルテラスブラッドムーン+真空波」を確定耐え

赫月ガチグマの攻撃を耐えつつ、対面で勝てるポケモンでありながら、汎用性を損ねないポケモンとして採用。今シーズンは飛行タイプの技が一貫する選出をするプレイヤーが多く、チオンジェンやハバタクカミの後投げを何度もされたので、ここに対してイージーウィンを狙うことができた。使用感は7世代のメガボーマンダに近く、低速相手に凄まじい火力を押し付ける動きが強力だった。テラバーストを連打するだけで勝利する試合もあった。

 

サーフゴー@ゴツゴツメット

テラスタイプ:
実数値:191(228)-58-154(196+)-153-111-115(84)
技構成:ゴールドラッシュ/祟り目/電磁波/自己再生

◆最速赫月ガチグマ抜き
◆H:16n-1(定数ダメージ最小)
◆残りB(11n)
A特化パオジアンの一致抜群威力80技を確定耐え(噛み砕くor電気テラバースト)
A特化鉢巻カイリュー地震を確定耐え

鉢巻カイリューを強力に動かせる引き先として採用。カイリューの弱点技を撃つ相手はサーフゴーに打点を持ちづらいことが多く、この相手の引き際に電磁波を刺す動きが極めて強力だった。
持ち物のゴツゴツメットは、HB方面に厚く振ることで、岩オーガポンやパオジアンの弱点技を耐えながら、叩き落とす/噛み砕くの接触で相手の頑丈/襷を潰しつつ、ゴールドラッシュで倒す動きが強力だった。
テラスタイプはハッサムの鋼技、パオジアンの氷技に対しての耐性を維持しつつ、水ウーラオスに対して居座りやすくなる水とした。
カイリューと合わせることで、強さを引き出せたと思う。

 

悪ウーラオス@気合の襷

テラスタイプ:ゴースト
実数値:175-200(252+)-121(4)-x-80-149(252)
技構成:暗黒強打/インファイト/不意討ち/カウンター

◆AS振り切り+端数B(不意討ちの火力を上げるためA補正)

襷枠として採用。このポケモンのカウンターがほとんど警戒されず、炎オーガポンや飛行テラスカイリューなどの高火力物理アタッカーに対して有効に働いた。
水ウーラオス想定の選出で、悪技が受からない相手にも刺すことができた。
テラスタイプは神速の一貫を切れるゴーストとした。
暗黒強打の存在により相手のフェアリーテラスタルを呼びやすいが、その場合はサーフゴー/ヒスイヌメルゴンの鋼技が通るため気にならなかった。

 

テツノツツミ@ブーストエナジー

テラスタイプ:ゴースト
実数値:131-x-135(4)-176(252)-80-206(252+)
技構成:ハイドロポンプ/フリーズドライ/身代わり/アンコール

◆CS振り切り+端数B(ハバタクカミ/パオジアンに先制するためS補正)

ここまでで重いカバルドン/パオジアン/トドロクツキに対しての牽制として採用。
前述のサーフゴーとこのポケモンの圧力により、補助技主体のポケモンの選出を渋らせてくれたと思いたい。
テラスタイプは悪ウーラオスと同じ理由で神速の一貫を切れるゴースト。
当てるハイドロポンプは強い。

 

ディンルー@オボンの実

テラスタイプ:フェアリー
実数値:254(188)-173(220+)-146(4)-x-104(28)-73(60)
技構成:地震/テラバースト/カタストロフィ/ステルスロック

◆S:4振り50族(テツノカイナ/ドドゲザン)抜き
◆A:なるべく高く
◆D:C252振りハバタクカミ*拘り眼鏡のムーンフォースを87.5%で耐え
努力値ミスってます・・・D=105にしたつもりでした(この場合だと93.7%で耐え)
→レンタルでは修正しています

ステロ撒ける地面枠。本ルールだとオーガポン/ハバタクカミ/両ウーラオス/パオジアンなどトップメタから高火力弱点技を押されるため、あまり選出機会は多くなかった。
初手テラスタル+襷のような、ステロを刺せる対面構築に対して選出する。

 

ヒスイヌメルゴン@突撃チョッキ

テラスタイプ:飛行
特性:草食
実数値:187(252)-120-120-162(252)-188(4+)-72
技構成:ヘビーボンバー/地震/冷凍ビーム/10万ボルト

◆HC振り切り+端数D

ハバタクカミ/テツノツツミ/受け構築への回答として採用。カイリューやウーラオスに後手を取るためBIG6系統にはあまり選出していないが、サイクル系統には強めに戦えた。
地震はテツノドクガ/ヒードランへの打点として採用。
特性はキノコの胞子の一貫を切れる草食とした。

 

【結果】

TN:ちきふわ

最終順位:247位

最終レート:2042

 

【重かったポケモン

・キョジオーン
→明確な対策がないので、ウーラオス/サーフゴー/テツノツツミなどで高火力を押し付けながら対処していた。勝率は悪め。

・電気テラスタイプのアタッカー
→サーフゴーの電磁波を避けられてしまうと苦しくなる。

 

【所感】

今期はS5以来4度目の2000超えということで、嬉しいです。
今回はレート2000を超えても保存せず、その先までレートを伸ばしたかったので潜り続けました。結果としては3勝重ねることができ、自信になりました。
もし今後対戦することがあれば、次は2050↑を目指していこうと思います。

【ライブレポ】UVERworld日産スタジアムのライブに行ってきました

ちきふわです。

今回は、久々にポケモン以外の記事を投稿します。

 

2023年7月29日,7月30日に、神奈川県横浜市にある日産スタジアムで開催された、

UVERworldのライブに行ってきました。

当ブログでUVERworldの話題を出すのは初めてなので、あまり馴染みのない方も多く見えると思います。

ざっくり説明すると、以下です。

滋賀県出身の6人組ロックバンド。メンバー/リリース曲などについては下記wikiを参照。

https://ja.wikipedia.org/wiki/UVERworld

・デビュー曲は、アニメ「BLEACH」主題歌となった「D-technoLife」(2005年)。

・2006年付近から、「SHAMROCK」「君の好きなうた」「浮世CROSSING」など、ドラマや音楽番組で流れたタイアップ曲で知名度が上がる。

・7/19(ライブ10日前)にアルバムを発売。このアルバムは今回のライブをターゲットとした構成となっており、他のアーティストとのコラボ曲も含まれている。

・今回の日産スタジアムのライブは集客72000人(×2日)であり、自身の過去のライブで最大集客となった東京ドーム(45000人)の人数を大きく上回るものとなった。

 

自分はシングル曲「浮世CROSSING」(2007年)とアルバム「PROGLUTION」(2008年)からハマり、そこから15年間ほど聴き続けています。

ライブは時々行きますが、2日連続(+この人数規模)で行くのは初めてだったため、今までとは違った形で楽しみにしていました。

 

事前に物販でグッズも購入しました。この日は快晴/最高気温36℃ということで、とても暑かったです。ライブに向けてのコンディションとしては最高でした。

 

【1日目(Premium the LIVE)】

セットリストはこちら。(外部サイトから引用)

https://music-setlist.hatenablog.jp/entry/2023/07/29/170000

※印象に残った場面を抜粋して紹介します。

 

今回のライブですが、誠果によるDJを皮切りとし、観客やライブ会場のスタッフに紛れたパフォーマーによる余興から開始しました。

この余興は過去に行ったライブでは全く取られなかった形式のため、新鮮な気持ちでライブ会場のモニターを眺めていたことを覚えています。

モニターに映し出され、大人数を前にした緊張感もある中でキレのあるダンスパフォーマンス、とても素晴らしかったです。

その後、ライブ開始までのカウントダウンが開始され、カウントが0になった後にステージ上にメンバーが現れ、1曲目として最新アルバムのリード曲である「VICTOSPIN」が披露されました。
この曲は「Brake of dawn oh~」という合唱パートから歌詞が始まるのですが、開幕からボーカルTAKUYA∞だけでなく、ライブ観客も力強い声量で歌詞をコールしていました。

勢いそのままに歌い続けていると、4曲目に自分が最も好きな曲である「CORE PRIDE」が披露されました。
この曲は2011年のものですが、自分の大学受験(浪人生活)の時期に発売された曲であり、「まだまだ消えるな 心の火を」からの歌詞が特に好きで、受験勉強の合間に聴き込んでいたことから思い入れのある曲です。この曲をライブで聴けたことは嬉しかったです。

8曲目には、2ndシングル(2005年発売)であり、昔からのファンから人気の高い「CHANCE!」が披露されました。この曲は20年前に作られたものであり、「20年経った現在、日産スタジアムという場で歌えるという起こりうる奇跡がある」とTAKUYA∞がMCで話していました。このように、過去の曲が披露されると、自分もテンションが上がります。

その後、会場前方のステージで歌っていたメンバーが、会場の後方へ移動しながら曲を披露することとなり、このタイミングで「シャカビーチ~Laka Laka La~」「GOLD」(11曲目/12曲目)が披露されました。どちらもシングル曲であり、当時聴いていた身としてはテンションが大きく上がりました。

メンバー全員が会場の後方に移動したのち、ライブで人気曲である「0 choir」が披露されました。この曲の「oh oh ~ Hey!」の掛け声はいつ聴いても良いですね!

続いて、「次の曲は本公演が最初で最後の披露にしたい」とTAKUYA∞がMCを始めると、「モノクローム~気づけなかったdevotion~」が披露されました。
この曲は15年ほど前のシングルカップリング曲であり、最近だと耳にする機会が少ない曲なのですが、この時期のUVERworldがバラード曲を歌うことは珍しかったため、印象に残っています。

その後、インスト曲(歌詞がない、サウンドだけの曲)として「Massive」が披露され、演奏しながらメンバーが会場の前方に移動していきました。UVERworldは過去からインスト曲を何曲も出しており、この系統の曲も好きです。ギター、ドラム、ベース、サックス、どの音を取ってもカッコいいです。

会場前方にメンバーが移動すると、ステージ上に最新アルバムでコラボしているSHUNTOさん(BE:FIRST)が現れました。
ここでコラボ曲である「ENCORE AGAIN」が披露されました。SHUNTOさんはかなり若い方ですが、とても力強い声量で歌唱しており、抜群の安定感がありました。

ライブも後半に差し掛かったところで、TAKUYA∞が「日産スタジアムの公演開催にあたり、色々な方からメッセージを受け取りました。その方々からも人気の曲を歌います」と話し始め、「PRAYING RUN」が披露されました。「全部やって確かめりゃいいだろう!」という歌詞/ライブコールが特徴的なこの曲ですが、やはり今回もコールは力強かったです。
TAKUYA∞日産スタジアムの周囲(外周1km)を10周走ったそうです。体力作りのストイックさにただただ脱帽です。

続いて、22曲目には、アニメ「約束のネバーランド」主題歌となった「Touch off」が披露されました。この曲ではステージから炎が噴き上がる演出があり、これまでの曲の中でも力強い迫力に圧倒されました。「FIRE!」のコールで炎が何度も噴き上がり、自分のテンションも高まっていきました。

いよいよライブの最終盤に差し掛かったところで、TAKUYA∞が「UVERworldは俺だけの夢じゃない、UVERworldを撮影したり、マッサージすることが夢であると話した人に出会った」とMCを始めました。その後、「UVERworldはみんなの夢であり、あなたの人生でもある」という言葉を話していました。個人的にはこの言葉が本ライブで最も印象に残りました。

ブログ記事の前半で、15年ほどファンを続けているとお話ししましたが、自分は現在30歳であり、実に自分の人生の半分の期間をUVERworldの音楽と共に過ごしてきたため、この言葉には強く感銘を受けました。

その後、最新アルバム曲であり、「僕らの この人生は僕らだけのもの でもこのバンドは君の人生でもあるんだね」という、先述のMCの内容を謳った「THEORY」が披露されました。
この曲では花火が打ち上がりました。

最後はライブの締めとして定番の「MONDO PIECE」が披露されました。

MONDO PIECEが終わると、ライブの締めくくりとして各メンバーが一言ずつ挨拶し、最高潮の盛り上がりの中でライブの終わりを迎えました。

その後、ライブは終わり、順次退場という形になりました。
自分は2日目も参戦するため、余韻を残しつつ、翌日の楽しみを考えていました。

 

写真はライブ会場から出る時に撮影した、会場入口のモニターです。

 

2日目(男祭り)のレポは別途書こうと思います。(ちょっと遅れるかも・・・)

それではまた。

【ポケモンSV_S5使用構築】巨剣パラディンと仮面富豪【最終452位/最終レート:2000】

ちきふわです。

今回はSVランクマッチ(シーズン5)で、SV3回目となるレート2000を達成したため、使用した構築を紹介します。

 

【使用構築】

 

【構築完成までの経緯】

1.レギュレーションCのルールから数値の高い厄災ポケモンが使用できるため、採用したいと考えた。その中でも、地面枠によりボルトチェンジの一貫を切りつつ、過去の対戦で使用していたカバルドンに近い動きが可能なディンルーを使用したいと考え、採用。

2.レギュレーションCのルールでは厄災4体をはじめとする悪タイプと、悪タイプ対策枠の格闘タイプのポケモンの使用率が増加すると考えた。この2タイプに対してフェアリー技が一貫するため、フェアリータイプのポケモンを優先的に採用したいと考えた。この枠には神速の一貫切りと素早さの高さにより、カイリューにも圧力を与えやすいポケモンとしてハバタクカミを採用した。

3.「カイリュー+サーフゴー」の並びと、テツノツツミ、テツノドクガがシーズン終盤に増加傾向にあると考え、ここに対し「氷+地面」の範囲と特殊高耐久で撃ち合えるポケモンとして突撃チョッキセグレイブを採用。

4.レギュレーションB同様、毒菱の通りが良い構築が多いと感じたため、毒菱を展開できるポケモンを採用したいと考えた。この枠には挑発や叩き落とすで相手の展開を阻害でき、相手のヘイラッシャを牽制できるポケモンとしてマスカーニャを採用した。

5.ここまでで毒菱を回収してくるドヒドイデ/モロバレルと、毒菱の入らないキョジオーンに対して対抗手段が乏しく、加えて受け系統の崩しが欲しいと考えたため、隠密マント+悪巧みサーフゴーを採用した。

6.上記5体では相手のミミッキュ+パオジアンの役割集中、イーユイが重いため、これらの選出抑制となるポケモンを採用したいと考えた。加えて相手のキョジオーン、テツノツツミを誘殺したいと考え、この枠にはヘイラッシャを採用した。

 

巨剣(セグレイブ)+パラ(パラドックスのハバタクカミ)+ディン(ルー)
仮面(マスカーニャ)+富豪(サーフゴー)
から、構築名を「巨剣パラディンと仮面富豪」としました。中世の役職っぽい。

 

【個体紹介】
※性格の補正箇所は上昇を赤色、下降を青色で記載
※特性は複数あるポケモンの場合のみ記載
※採用順に記載

 

ディンルー@食べ残し

テラスタイプ:フェアリー
実数値:257(212)-131(4)-183(172+)-x-112(92)-69(28)
技構成:地震/カタストロフィ/ステルスロック/吹き飛ばし

◆H:16n+1で最大値(食べ残し回復効率意識)
◆B:ステロ+A特化パオジアンの氷柱落とし*拘り鉢巻を確定耐え(HB特化ヘイラッシャと同等)
◆D:ステロ+C252ハバタクカミのムーンフォース*拘り眼鏡を確定耐え
◆S:S4振りカバルドン抜き

地面枠+ステロ展開要員として採用。
持ち物は自身がサイクルに介入する回数を増やせること、突破手段の乏しい相手の詰ませに対して有効に働く場面が多いと考え、食べ残しとした。
基本的に後続のアタッカーを通すための補助を担当するが、自身がテラスタルして行動回数を増やす動きも強力だった。ブーストエナジーが発動したパラドックスポケモンを吹き飛ばしで流せるのも評価点。

ハバタクカミ@拘り眼鏡

テラスタイプ:フェアリー
実数値:131(4)-x-75-187(252)-155-205(252+)
技構成:ムーンフォース/シャドーボール/サイコショック/滅びの歌

◆CS振り切り、同族とパオジアン意識で最速
→「抜群(2倍)ステロ+等倍ムーンフォース」でH4振りカイリューを確定で倒す

本レギュレーションで増加すると考えた悪タイプ/格闘タイプに刺せるフェアリー枠として採用。技構成は一貫性の高い一致技2つに加え、終盤に増加した受け系統(ドオー/モロバレル/ハピナス)への回答としてサイコショック、クエスパトラ/オニゴーリなどの展開系統への回答として滅びの歌とした。
シンプルに高火力を押し付ける動きも強力だが、特定の構築への回答になる技を採用したため、選出回数も増え、選出時の立ち回りが柔軟になった。
また、最速のため、素早さ1段階上昇したカイリューに対して先制しやすい素の耐性で神速を無効化できるという点で、対カイリュー性能も高いと感じた。

セグレイブ@突撃チョッキ


テラスタイプ:地面
特性:熱交換
実数値:205(116)-216(252+)-112-x-106-125(140)
技構成:氷柱針/地震/巨剣突撃/氷の礫

◆準速キノガッサ+3(本構築のサーフゴーと同速)
◆A特化
◆残りH

S3個体の流用。
シーズン終盤に増加した「カイリュー+サーフゴー」の並び、テツノツツミ、テツノドクガに対して有利に戦えるポケモンとして採用。サーフゴーの鋼技に耐性を持ちたいこと、サーフゴーに一致弱点技を叩き込みたいため、テラスタイプは地面とした。
今シーズンはカイリューなどの物理アタッカーを鬼火で対策する人が見受けられたため、ここに対して熱交換で有利に戦えた。

ちなみにS3で2000チャレンジを通した時に使用した個体だが、今期も2000チャレンジの試合で活躍してくれた。やはり強力なポケモンだと再認識した。

マスカーニャ@気合の襷

テラスタイプ:
特性:深緑
実数値:151-162(252)-95-x-96(4)-192(252+)
技構成:トリックフラワー/叩き落とす/毒菱/挑発

◆AS振り切り、110族(テツノドクガ、ゲンガー)に先制するため最速

襷枠として採用。今期も毒菱が通る構築が一定数いると考え、毒菱を採用した。展開構築に対して、挑発による阻害とトリックフラワーによる確定急所(壁展開)が有効に働く場面が多く、選出する構築を選べばしっかり活躍してくれた。
厄災ポケモンの登場で一般枠の悪タイプの使用率が下がっているが、好きなポケモンなので、活躍させることができて良かった。

サーフゴー@隠密マント

テラスタイプ:飛行
実数値:189(212)-x-116(4)-185(124+)-112(4)-125(164)
技構成:ゴールドラッシュ/シャドーボール/悪巧み/自己再生

◆準速キノガッサ+3(本構築のセグレイブと同速)
◆臆病C252振り相当のCを確保
◆残りH

毒菱を回収してくるドヒドイデ/モロバレルなど、上記4体で誘うポケモンが状態異常を撒いてくるため、この対策として採用。浮いているポケモンに打点のないカバルドンやディンルーを起点にしたいため、テラスタイプは飛行とした。
持ち物はキョジオーン(塩漬け)に対してイージーウィンを狙える隠密マントとした。副産物として、マジカルフレイムや地均しといった、追加効果のある弱点技に崩されないことが優秀だった。

ヘイラッシャ@カゴの実

テラスタイプ:
特性:天然
実数値:257(252)-120-149(4+)-x-117(252)-55
技構成:ウェーブタックル/地震/鈍い/眠る

◆HD振り切り+端数B

選出画面のマスコット担当。選出画面で「ミミッキュ+パオジアンの両選出」とイーユイの選出を抑制し、テツノツツミ/キョジオーンを誘導してもらうことが目的。このポケモンを採用してから狙い通りの選出を誘導することができ、勝率を上げることができた。
ただ、選出機会を増やすために、少なくともテラスタイプは変更すべきだと考えた。候補はイーユイの悪技に耐性が付与されるフェアリー。

 

【結果】
TN:ちきふわ
最終順位:452位/最終レート:2000

 

【重かったポケモン
・眼鏡イーユイ
→ディンルーが吹き飛ばされる。受からない。
ミミッキュ
→ゴースト技+フェアリー技の通りが良いため、テラスタルを強要される場面が多かった。

 

【所感】
SVでは3回目のレート2000達成となり嬉しいです。
今シーズンは厄災ポケモンの登場による数値上昇など、これまでの環境とは大きな変化があり慣れるまでが大変でしたが、なんとか目標を達成でき、一安心しています。

それではまた。ここまで読んでくださりありがとうございました。

【ポケモンSV_S3使用構築】毒菱セグカミゲザン【最終966位/最終レート:2011】

ちきふわです。

今回はSVで2回目となるレート2000超えを達成したので、使用した構築を紹介します。

 

【使用構築】

 

【構築完成までの経緯】

1.明太オフで使用した構築を少し変更し、毒菱マスカーニャステルスロックガブリアスの起点作成がどちらも強力と感じていた。この時、「毒菱とステルスロックを両方撒いたらセグカミラッシャ(セグレイブ+ハバタクカミ+ヘイラッシャの並び)とカイリュー入りのどちらにも強力な崩しを狙える」と考え、この2つの要素を自然に両立できる起点作成ポケモンとしてキラフロルを採用。

2,3.ステルスロック/毒菱による削りから、積み技による全抜きの動きを狙いたかったため、
明太オフの構築から使用感の良かったハバタクカミドドゲザンを採用。

4.現ルールで使用率の高いハバタクカミ/テツノツツミ/テツノドクガの3体をはじめ、高火力特殊アタッカーと撃ち合えるポケモンを採用したいと考えた。当初は突撃チョッキテツノカイナを使用していたが、鬼火への耐性/先制技のリーチを評価し、この枠には最終的にセグレイブを採用した。

5.ここまでで受け構築/天然への回答に乏しいため、天然に無効化されないメインウエポンを持ち、身代わりを採用することで毒菱ダメージを稼ぎつつ攻撃できるアタッカーとしてエスパトラを採用。

6.相手の積みアタッカーの選出牽制としてヘイラッシャを採用。流行の並びであるセグカミラッシャを形成し、相手の選出を読みやすくする役割もある。というのは建前で、実際は見せポケ。

 

【個体紹介】
※採用順に記載
※性格はミント使用後のものを記載。

キラフロル@気合の襷

テラスタイプ:
性格:臆病
特性:毒化粧
実数値:159(4)-x-110-182(252)-101-151(252+)
技構成:ヘドロウェーブ/マジカルシャイン/マッドショット/ステルスロック

◆CS振り切り、サーフゴー意識で最速
◆端数H(16n-1:定数ダメージ最小)

本構築の主軸。9割近くの試合で選出し、このポケモンステルスロック/毒菱を展開したのち、後続のアタッカーを通す動きが非常に強力だった。テツノドクガに対しては毒菱を回収されてしまうが、後続のセグレイブやドドゲザンなどで処理できたためあまり気にならなかった。マッドショットを採用することで、相手の素早さを下げた後にステルスロックを展開する動き、後続に繋ぐ動きも強力だった。
マジカルシャインの枠は水ロトム/カバルドンに打点となるエナジーボールでも良いと思う。
今回はサザンドラ、シーズン終盤に増加したコノヨザルに対して打点となるマジカルシャインとした。

 

ハバタクカミ@ブーストエナジー

テラスタイプ:
性格:臆病
特性:古代活性
実数値:131(4)-x-90(116)-187(252)-156(4)-189(132+)
技構成:ムーンフォース/シャドーボール/マジカルフレイム/瞑想

◆最速トドロクツキ抜き(古代活性でS上昇)
◆C振り切り
◆残りB
◆端数H,D
Youtube実況者ポケろうじんさんの調整を借用

明太オフで使用した個体をそのまま採用。シーズン後半では眼鏡ハバタクカミが増加傾向にあったため、古代活性の発動により、ミラーで先制できる場面が多く助けられた。
テラスタイプは以下の3点の理由で水タイプとした。
(1)ハッサムバレットパンチ/セグレイブの氷の礫に対して耐性を持てる
(2)ステルスロックが痛手になりにくい
(3)ハバタクカミのミラーでマジカルフレイムを押されない
シーズン1の構築で使用したガブリアス同様、「耐性を変えながら積み技を使用し、そのまま全抜き」という動きを通しやすく強力だった。

 

ドドゲザン@黒い眼鏡

テラスタイプ:
性格:意地っ張り
特性:総大将
実数値:175-205(252+)-140-x-106(4)-102(252)
技構成:ドゲザン/アイアンヘッド/不意討ち/剣の舞

◆AS振り切り
◆端数D

こちらも明太オフの構築から続投。ハバタクカミ/サーフゴーに対してタイプ的に強めであり、毒菱/ステルスロックを合わせることで、テラスタル込みでヘイラッシャを大きく削れる点が優秀だった。増加傾向にあったキョジオーンに対しても、剣の舞を先に積んでいればドゲザンによる高火力を押し付けられるため、そこまで困らなかった。

 

セグレイブ@突撃チョッキ

テラスタイプ:地面
性格:意地っ張り
特性:熱交換
実数値:205(116)-216(252+)-112-x-106-125(140)
技構成:氷柱針/地震/巨剣突撃/氷の礫

◆準速キノガッサ+3(このラインを意識したサーフゴー抜き)
◆A特化
◆残りH

突撃チョッキを持たせることで、環境に増加した特殊パラドックスポケモンに対して強めなポケモンとして採用。技構成/テラスタイプはテンプレのものを採用した。
火傷しない無効化されない先制技(氷の礫)を使用可能という2点が優秀で、雑に扱っても強力なポケモンだった。

 

エスパトラ@食べ残し

テラスタイプ:格闘
性格:図太い
特性:加速
実数値:193(180)-x-123(252+)-122(4)-85(36)-130(36)
技構成:アシストパワー/テラバースト/瞑想/身代わり

◆S+1で準速ドラパルト抜き
◆B特化
◆H:身代わり効率意識で16n+1
◆残りCD(Dを厚めに配分)

ヘイラッシャ、ラウドボーンなどの天然、受けへの回答として採用。身代わりは素早さ上昇によるアシストパワーの威力増強だけでなく、キラフロルの毒菱による毒ダメージの蓄積という点でも重宝した。初めて使用したポケモンだったが、瞑想を積まないと火力は思ったより出ないため、身代わり/瞑想の使用タイミングを見極める必要があると感じた。

 

ヘイラッシャ@カゴの実

テラスタイプ:
性格:腕白
特性:天然
実数値:257(252)-120-149(4+)-x-117(252)-55
技構成:ウェーブタックル/地震/鈍い/眠る

◆HD振り切り
◆端数B

見せポケ。他の5体が強力だったため選出率は最下位だった。
本構築はサイクルを回すよりも展開寄りの並びであるため、欠伸や地割れによるサイクル破壊を意識した技構成ではなく、毒菱と相性の良い鈍い+眠るの型で採用した。
この枠は他のポケモンでも正直良かったが、見せ合い画面での圧力と、相手の選出誘導を意識してヘイラッシャの採用となった。

 

【結果】
TN:ちきふわ
最終順位:966位
最終レート:2011

f:id:salamence_erist:20230301105314j:image

f:id:salamence_erist:20230301105339j:image

 

【重いポケモン
・イダイナキバ
→地面技を半減以下に抑えられるポケモンがいない。
・ビルドアップイルカマン
→キラフロルやセグレイブを起点にされると負け。

【所感】
SVとしては2回目のレート2000超えを達成し、嬉しいです。今後は力を入れるシーズンを絞り、オンオフを切り替えて取り組んでいきたいと思います。
次はヒスイ地方のポケモンが解禁される頃に対戦したいかな〜と思っています。

それではまた。

【オフレポ】第1回明太オフに参加しました

ちきふわです。

今回は、2023年2月11日に開催された明太オフに参加したので、

その時のオフレポ(+α)を書きたいと思います。

 

 

【前日】

自分は名古屋に住んでいるため、オフ前日に有休を取得して福岡入りすることにしました。

実は昨年の夏に福岡へ行こうと計画していたのですが、諸事情によりキャンセルをしていました。いつか行こうと思っていた矢先、オフの開催があることを知り、「これは行くしかない!」と考えこのタイミングで行くことにしました。

当日は新幹線で移動し、正午付近に到着しました。この日は夜からカオスさん達と飲み会があったので、早めに到着して観光することにしました。

 

お昼は豚骨ラーメンです。自分は神奈川県の出身なので家系ラーメンが好きなのですが、博多のラーメンも豚骨スープ/細麺が癖になる美味しさがあるので好きです。

 

出発時の天気は雨だったので心配しておりましたが、福岡に到着してからは雨が止みつつあったので、観光することにしました。

今回観光先として選定したのは、福岡市東区にある志賀島というスポットです。

博多駅からは電車で40分ほどで最寄駅に着きます。

そこから島の入り口までバス15分ほどになります。(歩くと1時間かかります。地図見て行けると思ったら、想定以上に体力を消耗しました。4kmあったらしい。)

紆余曲折を経て、島の入り口に到着です。

この島は金印が発掘されたことで有名なパワースポットであり、島の裏側には高級ホテルが立っているリゾート地になっています。自転車もレンタルできるので、晴れている日だと気持ち良さそうですね!

ちなみにポケ勢は乃木坂46が好きな方が多いと聞いておりますが(自分もそのうちの1人です)、この島の入り口にあるステーキ屋さんが乃木坂工事中という番組で取り上げられています。(この付近出身のメンバーによる、地元グルメ紹介の企画だったと思います。)

今回は時間がカツカツだったので長くは滞在できませんでしたが、この付近は海に囲まれており、島の最寄駅付近から明らかにリゾート地のような雰囲気を感じました。この付近でテレワークしたいと思ってしまった。

志賀島から博多に戻ってホテルに到着すると、飲み会の時間まで1時間を切るほどに迫っていました。このタイミングで再び雨が降り始め、足元が気になる中、やや早足で会場に向かいました。

会場に到着すると、タカさん、カオスさん、院長さん、うにさんの4名が待機しており、そこに合流する形で飲み会が始まりました。タカさんのお店のチョイスが素晴らしく、福岡のグルメを堪能することができました。

2次会ではカオスさんに例の絵を渡しました。(下記)

ここからるんばさんが通話で参加する形となり、カオスさんとるんばさんの通話が盛り上がりました。普段のツイートの印象とは違った雰囲気で驚きました。

 

こうしてオフ前日は幕を閉じました。

【オフ当日】

当日使った構築は以下。

salamence-erist.hatenablog.com

並びは、

マスカーニャ/ラウドボーン/ガブリアス/ドドゲザン/ハバタクカミ/テツノカイナ である。

 

 

【予選ブロック】

1戦目 ハガネコさん 勝ち

選出画面のゴチルゼルから圧力を感じたが、キャッチされてもあまり痛手にならないポケモンを多く採用していたので、ガブリアスから順当に展開して勝利。

2戦目 ユウさん 勝ち

初手はガブリアス-サケブシッポの対面となり、「マスカーニャ出せば良かった」と後悔しつつもステロ展開からドドゲザンを通した。結果的にサケブシッポが攻撃技持ちだったので、マスカーニャでなくて良かったと思った。最後はドドゲザンを残した状態でラウドボーン vs ラスト1体キョジオーンの対面を作り、数的有利に持ち込まれると相手は判断して降参された。

3戦目 カオスさん 負け

開幕2連敗と仰っていたが、見せ合い画面に入った瞬間に「どう見ても見た目強いしキツい」という感情が真っ先に浮かんだ。初手の甘えるハバタクカミに対してガブリアスを展開しつつ、ラウドボーンで詰められると思いきやハバタクカミの電磁波で麻痺して負け。

4戦目 シグマさん 勝ち

S1最終1桁順位を獲得されており、このブロックで1位通過濃厚と考えていた相手だったので緊張した。全体的にハバタクカミが通っていそうだったので、マスカーニャ-ヒートロトム対面でオバヒを撃たせた後にハバタクカミで瞑想し、サーフゴー対面でテラスタルしてそのまま勝利。

5戦目 46もちさん 勝ち

ハッサムを採用しており、加えてラウドボーンが通っていそうだったのでステロからラウドボーンを通すことにした。ハッサムが拘り鉢巻と判明してから、技の一貫を取られないよう立ち回った。

6戦目 ポーラさん 勝ち

この試合はお互い4-1で迎えており、勝利すれば予選抜けに大きく近づくと確信し、一層気合を入れて臨んだ。相手のハバタクカミが重く、1-3まで数的不利を取ってしまったが、ラスト1体のこちらのハバタクカミがそこから3タテし、勝利することができた。

 

7戦目 らくラージさん 負け

Twitterで名前は一方的に存じていた方との対戦。初手にガブリアス-セグレイブとなり、ラウドボーンに交代したところ鉢巻地面テラスタル地震により吹き飛ばされてしまった。ラウドボーンが非常に刺さっており、後続のポケモンでは突破できないポケモンが選出され、やむなく降参。

 

結果として5-2となり、ブロック2位通過となった。

お昼は明太弁当を注文していたので、これを食べました。美味しかったです。

元々明太子が好きなので嬉しいです。

 

【決勝トーナメント】

※ここからBO3であり、相手の並びが見える方が分かりやすいと思うので記載します。(配信に映っていない方に対しては記載許可を頂いております。)

・1戦目 インテグラルさん 2-1で勝ち

相手の構築:トドロクツキ/ヒートロトム/サーフゴー/コータス/セグレイブ/ミミッキュ

構築を見た印象としては、「ステルスロックの通りがかなり良く、サーフゴーを初め、ドドゲザンが受からなそうな相手が多い」というものだった。また、龍舞トドロクツキ/セグレイブに対してラウドボーンが強めなので、ステルスロックからドドゲザン/ラウドボーンを通すことを念頭に選出を考えることにした。

<1戦目>

自分の選出:ガブリアス/ドドゲザン/ラウドボーン

相手の選出:セグレイブ/サーフゴー/ミミッキュ

結果:勝ち

初手にガブリアス-セグレイブ対面となり、襷セグレイブだった場合に気まずさを感じながらもステロを選択。相手はテラスタルを切ってくれたので、ガブリアスを切った後はフェアリーテラスタルラウドボーンを通すことにした。サーフゴーにラウドボーンを突破されたらドドゲザンで攻めるルートに切り替えることを考え、サーフゴーを倒す前にドドゲザンを倒されないように立ち回ることを徹底した。

最後はドドゲザン-サーフゴー対面で不意打ち/ドゲザンvs補助技/気合玉の択になったが、持ち物が割れていない状態で不意打ちを押した時に、電磁波や悪巧みで裏目になるとリカバリーが難しいと判断し、ドゲザンを選択。相手はトリックを選択したので、そのまま倒して勝利。

 

<2戦目>

自分の選出:ガブリアス/ハバタクカミ/ラウドボーン

相手の選出:セグレイブ/サーフゴー/ミミッキュ

結果:負け

1戦目でドドゲザンの刺さりが非常に良かったことを考慮し、ドドゲザンに対して厚めの選出をケアしてハバタクカミを選択。相手は選出を変えておらず、今回はラウドボーン/ハバタクカミでサーフゴーの技が一貫する展開となり、ミミッキュにハバタクカミを倒されて負け。

ドドゲザンを出していればと後悔した。

 

<3戦目>

自分の選出:ガブリアス/ドドゲザン/ラウドボーン

相手の選出:セグレイブ/サーフゴー/ミミッキュ

結果:勝ち

3戦目は素直に刺さっているドドゲザンを選出することにした。(1戦目と同じ選出)

相手は3戦とも同じ選出をしており、これであればドドゲザンを通しやすいと考えた。

1戦目と同様に、ラウドボーン-サーフゴー対面でドドゲザンに引いたところ、スカーフトリックによりドドゲザンの技が固定される展開となった。

だが、相手がサーフゴーにテラスタルを使用し、鋼タイプを半減できないタイプに変化した結果、こちらのスカーフドドゲザンのアイアンヘッドが凄まじく一貫しているという状況を作り出すことができた。加えてドドゲザンが準速であり、サーフゴーを上から縛ることが可能になったため、ドドゲザンを温存することを第一に立ち回った。相手のサーフゴーに気合玉があったのでヒヤヒヤしたが、最後はラウドボーン-サーフゴー対面で交代読みを回避し、サーフゴーを突破し勝利。

 

・2戦目 らいらさん 2-0で勝ち

相手の構築:ブラッキー/ドラパルト/テツノワダチ/カイリュー/ウォッシュロトム/ラウドボーン

構築を見た印象としては、「フェアリー技の通りがよく、フェアリー技が通りにくいテツノワダチ/ラウドボーンに対しても、ラウドボーンのフレアソングやハバタクカミのシャドーボールを通しやすい」というものだった。このため、ハバタクカミ/ラウドボーン(テラスタル)のフェアリー枠で役割集中する動きで勝利することを目指した。

 

<1戦目>

自分の選出:ガブリアス/ハバタクカミ/ラウドボーン

相手の選出:テツノワダチ/ウォッシュロトム/ブラッキー

結果:勝ち

地均しからステルスロックを押したかったが、ドンファン系統の芸当である「高速スピンによるステロ解除+素早さ上昇」が面倒だったので、初手は地均しを選択した。素早さ関係が逆転したことにより、相手は次ターンウォッシュロトムに交代した。さらに次のターンにステルスロックを撒き、ドラゴンテールで荒らした後、ブラッキーに突破された。

その後ラウドボーンから入り、フレアソングで火力を上げながらフェアリーテラスタルブラッキーを突破。テツノワダチにはラウドボーンを突破されたものの、ハバタクカミのシャドーボール圏内と判断し、死に出しでハバタクカミを着地。後続のウォッシュロトムも削れていたので、2体とも上から縛って勝利。

 

<2戦目>

自分の選出:ガブリアス/ハバタクカミ/ラウドボーン

相手の選出:ドラパルト/テツノワダチ/カイリュー

結果:勝ち

初手ガブリアスを意識して相手はドラパルトから入ると考えたが、こちらは選出を変えないことにした。理由としては、このガブリアスはドラパルトのドラゴンアロー/流星群を耐える可能性が高いため、「耐えるのであればステロ展開を通せるし、倒されたのであれば火力アップアイテムであり、この場合はハバタクカミで上から縛れる」と判断したからである。

結果としてはドラゴンアローで倒されたので、この時点でドラパルトが鉢巻持ちであることが確定。ここでハバタクカミを死に出しし、受け出しに来たテツノワダチをシャドーボール2回で突破。この後に繰り出されたカイリューが渦羽休め型であり、この時点でラウドボーンを温存すれば勝てると確信した。最終的には、ドラパルトのドラゴンアローをラウドボーンのフェアリーテラスタルで避けて勝利となった。

 

この時点でベスト4入りが確定し、配信卓に映ることとなった。

 

・準決勝 ありげいつさん 2-0で勝ち

相手の構築:サーフゴー/ヘイラッシャ/ドンファン/セグレイブ/カイリュー/テツノツツミ

ここで初めてテツノツツミ入りとマッチングした。

構築を見た印象としては、「ステロ+チョッキテツノカイナが刺さっている」と感じたので、テツノカイナを通すことを念頭に置いて選出を考えた。

 

<1戦目>

自分の選出:ガブリアス/ハバタクカミ/テツノカイナ

相手の選出:ドンファン/セグレイブ/テツノツツミ

結果:勝ち

らいらさん戦同様、ドンファン対面でステロを撒くのは迷ったが、相手がアイススピナーを選択し、被ダメージ量から高速スピンは押されないと判断して2ターン目はステルスロックを選択した。死に出しは高速スピンでステロを解除されないハバタクカミとし、突破したのちにセグレイブと対面した。セグレイブにハバタクカミを突破されたのち、テツノカイナで後発テラスタルして突破。最後はテツノツツミとなったが、ハイドロポンプを避けて勝利するという展開になった。このポケモンの宿命であると感じた。

 

<2戦目>

自分の選出:ガブリアス/ハバタクカミ/テツノカイナ

相手の選出:ヘイラッシャ/セグレイブ/テツノツツミ

結果:勝ち

相手の初手がADベースのヘイラッシャであり、ガブリアス/ハバタクカミを倒されて1-3となってしまった。幸いヘイラッシャはテツノカイナで倒せるところまで削れていたので突破し、その後セグレイブとテツノツツミを突破して勝利。意地でもステロを撒いたことにより、相手のヘイラッシャ以外の2体を削った状態で対面できたことが大きかった。

 

ここで勝利し、勝戦に進むことになった。

勝戦の相手は、予選ブロックで戦ったカオスさんだった。

 

この試合は、葉桜杯などでお馴染みのめろさん/あいまるさんの実況解説が入ることとなり、

プレイヤーはヘッドホンで音声を遮断することになった。

そのため、iPhoneから音楽を流して対戦することにした。

そして、この試合で流した曲は、自分が最も好きなアーティストの曲、

UVERworldCORE PRIDEである。

→10年以上前の曲ですが、 めっちゃかっこいいです。是非聞いてみてください。

まさかカオスさんがプリキュア聴いてたとは・・・

 

<1戦目>

自分の選出:ガブリアス/ハバタクカミ/テツノカイナ

相手の選出:テツノカイナ/ハバタクカミ/セグレイブ

結果:負け

カオスさんの構築は、瞑想ハバタクカミの通りが非常に良いと感じたので、ハバタクカミを通すことを念頭に立ち回りを考えた。1戦目は相手のチョッキテツノカイナにハバタクカミを突破され、相手のハバタクカミに甘えるを連打され、セグレイブに勝てず負けとなった。

 

<2戦目>

自分の選出:ガブリアス/ハバタクカミ/ラウドボーン

相手の選出:ハバタクカミ/カイリュー/サーフゴー

結果:負け

予選でカオスさんの構築にラウドボーンが通っていたことを思い出し、ラウドボーンを選出することにした。そこを逆手にサーフゴーを選出され、ハバタクカミ/ラウドボーンどちらも一貫を取られやすく厳しい展開となった。こちら視点ではサーフゴーの眼鏡が分からなかったため、カイリューをラウドボーンで突破した後、サーフゴーの技をラウドボーンが何とか耐えれば勝てるかもと考えていた。結果的にはシャドーボールで倒されて負けとなった。

 

オフの結果は準優勝となった。

4年ぶり(USUM)に大型オフに参加し、これまで「予選は通過しても、決勝トーナメント1回戦敗退」を何度も繰り返していたため、この結果はとても嬉しいです。

 

オフ会の後は2次会に参加。ここでは前日飲みのメンバーに加え、主催のカフェオレさん、めろさん、えぬすけさん加えて合計8人で飲むことになった。

またしてもタカさんが美味しいお店をチョイスしてくださり、良い雰囲気で締めくくることができました。本当にありがとうございます。

これにて、オフ当日は終わり。

 

【感想】

久々に大型対戦オフに参加し、結果を残すことができて良かったです。

また、対戦だけでなく、交流の機会を設けてくださったこと、美味しいご飯を食べることができたのも良かったと思います!

主催のカフェオレさん、運営の皆さん、ありがとうございました。

 

それではまた。

【第1回明太オフ準優勝構築】ガブ始動グッドスタッフ

ちきふわです。
今回は、2/11に福岡で開催された第1回明太オフに参加し、準優勝という結果を残すことができたので、使用した構築を紹介したいと思います。
60人近い規模の大会だったので、健闘したと思っています!

 

【使用構築】
※本大会は、シングルバトル シリーズ2(パラドックス使用可/準伝使用不可)のルールに準拠しています。

 

【構築の要点】
挑発を貰いにくい、行動保証のあるポケモンで起点作成/相手の展開阻止を行い、後続のアタッカーを通す。
→シリーズ1に続き、本環境でもカイリューをはじめステルスロックが刺さるポケモンが多いと予想した。加えて積み技を使用するポケモンも増加傾向にあり、これらに対してステルスロック/挑発を展開することで、こちらの展開に持ち込む。
ラスタルに頼らなくても戦える数値の高いポケモンを多く採用する。
パラドックスポケモンの登場により環境全体で数値が上昇することが予想されるため、テラスタルを切らなくても攻撃範囲/耐性が優秀なポケモンを採用する。

 

【構築経緯】

1.相手の展開を阻止しつつこちらの展開を狙えるポケモンとして、挑発/叩き落とすを使用可能で、素早さラインや攻撃性能により挑発を貰いにくいマスカーニャを採用。耐久が低いので気合いの襷を持たせた。

2.カイリューなどステルスロックを刺したいポケモンに対して展開するポケモンとして、マスカーニャと同様の理由によりガブリアスを採用。マスカーニャに襷を取られているため、弱点の筆頭である氷技を撃たれても行動できるヤチェの実を持たせた。

3.トドロクツキ、テツノカイナなどの物理主体のパラドックスを鬼火により受けられ、テツノドクガに対して耐性で強めであり、加えて自身の火力上昇を狙えるポケモンとしてラウドボーンを採用。

4.ハバタクカミに対してタイプ的に強めであり、ステルスロックからの悪技の制圧力が高く、耐性が多いポケモンとしてドドゲザンを採用。

5.本ルールでパラドックスポケモンを使用したいと考え、通りの良いゴースト/フェアリー技を高速/高火力で打つことができ、瞑想により特殊相手を起点にしつつ全抜きを狙えるポケモンとしてハバタクカミを採用。

6.ここまでの並びではテツノツツミに対して弱点を突かれやすく、テツノドクガに対しても安定はしないため、火力と特殊高耐久を両立でき、対面操作が可能なポケモンとして突撃チョッキテツノカイナを採用。

 

【個体紹介】

マスカーニャ@気合の襷

性格:陽気
特性:深緑
テラスタイプ:
実数値:151-162(252)-90-×-91(4)-192(252+)
技構成:トリックフラワー/叩き落とす/草分け/挑発

◆AS振り切り+トドロクツキを抜くため最速
◆端数D

テツノツツミ、ヘイラッシャなどの水タイプ意識で採用。挑発はサケブシッポ、オーロンゲ、S上昇してないトドロクツキに対して打つ。
「相手の展開を阻止しつつ、叩きや挑発でこちらのペースに持ち込む」ことを第一に動かしたいため、基本的に初手に置く。相手から挑発を貰いにくいのも良い。
草技と悪技しか打たず、悪戯心による挑発を受けたくない(悪タイプを残したい)ため、特性は深緑とした。
当初は草分けの枠が毒菱だったが、ランクマッチではカイリュー、サーフゴーといった飛行や鋼に毒菱が通らない場面が目立ったので、素早さを上昇でき、挑発を打つ機会を増やせる草分けとした。テツノツツミやハバタクカミに対して2回行動できると考えて採用したが、実際は後述のガブリアスを選出する機会が圧倒的に多かったため、正直他の技でも良かったと思う。挑発を打ちたいポケモン(サケブシッポ/オーロンゲ)の採用者が少なく、オフ会では1回しか選出しなかった。


ラウドボーン@食べ残し


性格:図太い
特性:天然
テラスタイプ:フェアリー
実数値:207(220)-×-165(236+)-130-95-93(52)
技構成:フレアソング/テラバースト/鬼火/怠ける

◆大体の60族を抜けるSライン
◆B:11nでなるべく高く
◆残りH

相手の積みアタッカーのストッパー兼アタッカーとして採用。天然により相手の積みを拒否しつつ、フレアソングにより挑発で止まらない積みが可能なため、強力だった。
ガブリアス、セグレイブ、トドロクツキなどの物理アタッカーに対して選出する。素の耐性だとテツノドクガに対して強いので選出機会は多め。
御三家が2体並んでいるのがポイント高い。


ガブリアス@ヤチェの実


性格:陽気
特性:鮫肌
テラスタイプ:
実数値:207(188)-162(92)-116(4)-×-126(164)-143(60+)
技構成:じならし/アイアンヘッド/ドラゴンテール/ステルスロック

C特化ハバタクカミのムーンフォースを93.7%で耐え
A252振りドラパルトのドラゴンアローを確定耐え
◆S-1最速ドラパルト抜き
◆H4振りハバタクカミをアイへで確定1発

本構築の主軸。地面枠兼ステロ撒きとして採用。
カバルドンバンバドロと異なり、選出画面で挑発持ちを呼びにくいことと、耐久と素早さの高さにより、ステロを撒きやすいと判断した。また、カイリューに対しても接触すれば鮫肌によりマルチスケイルが剥がれるため、動かしやすかった。テツノツツミや不意の氷技に対して行動したいため、持ち物はヤチェの実とした。
ハバタクカミのムーンフォースをほぼ耐えるため、ラスタルを切らなくても起点作成を遂行しやすいという点で強力だった。


ドドゲザン@黒い眼鏡


性格:意地っ張り
特性:総大将
テラスタイプ:
実数値:175-205(252+)-140-×-106(4)-102(252)
技構成:ドゲザン/アイアンヘッド/不意討ち/剣の舞

◆AS振り切り
◆端数D

積みエース。悪技の一貫が高いことに加え、起点作成要員を切った後の総大将発動により、能動的に火力を上げられることを評価して採用した。
ハバタクカミ、サーフゴーなどのゴースト相手には動きやすかったが、テツノカイナに対して打点に乏しく、選出機会はシリーズ1ほど高くなかった。

 

ハバタクカミ@ブーストエナジー


性格:臆病
特性:古代活性
テラスタイプ:
実数値:131(4)-×-90(116)-187(252)-156(4)-189(132+)
技構成:ムーンフォース/シャドーボール/マジカルフレイム/瞑想

◆最速トドロクツキ抜き(ブーストエナジーでS上昇)
◆C振り切り
◆残りB
Youtube実況者ポケろうじんさんの配分を借用

パラドックスポケモンの中で性能が頭一つ抜けていると感じ採用。ブーストエナジーで素早さを上昇しつつ、耐性を変えながら瞑想で特殊相手を起点にする動きが強力だった。
テラスタイプはハッサムのバレパン/セグレイブの氷の礫に対して耐性を持ち、ステロが痛手になりにくい水とした。サーフゴーのゴールドラッシュを瞑想の起点にできる点でも重宝した。

 

テツノカイナ@突撃チョッキ


性格:意地っ張り
特性:クオークチャージ
テラスタイプ:格闘
実数値:229-211(252+)-128-×-120(252)-71(4)
技構成:ドレインパンチ/雷パンチ/冷凍パンチ/ボルトチェンジ

◆AD振り切り
◆端数S

テツノツツミ、テツノドクガに対しての引き先として採用。対特殊において圧倒的な数値を盾にサイクルを優位に進めることができ、実質特性なしにも関わらず非常に強力なポケモンだった。
ハバタクカミのゴースト技」と「テツノカイナの格闘技」の組み合わせにより、「ゴースト+格闘」の技の一貫性に加え、物理特殊の両方で高火力を押し付ける動きが強力だった。

 

【結果】

予選ブロック:5-2(ブロック2位通過)

決勝トーナメント:準優勝


本大会の決勝戦が、あいまるさんのYoutubeチャンネルで配信されています。
※決勝戦は51:30~

www.youtube.com

 

 

【感想】

パラドックス環境始まって直後の対戦オフで結果を残すことができて嬉しかったです。
勝戦では負けてしまいましたが、最後までベストを尽くしたので達成感があります。
ハバタクカミとテツノカイナは自分好みのパラドックスポケモンで、開拓の余地がまだあると感じたので、使っていきたいと思います。

それでは、またお会いしましょう。

【ポケモンSV_S1使用構築】新時代ガブジバコゲンガー【最終833位(最終レート:2139)】

SVからの方は初めまして。そうでない方はお久しぶりです。ちきふわと申します。

今回はポケモンSVのランクマッチS1(シングルバトル)で使用した構築について紹介します。

 

【使用構築】

【構築完成までの経緯】
1.現環境で使用率の高いサザンドラ/ウルガモスなどの100族近辺のポケモンに対して先制でき、ドラゴン+地面+炎の技範囲で多くのポケモンに対して高打点を見込めるポケモンとして炎テラスタル剣舞ガブリアスを採用。
2.ヘイラッシャなどの天然勢にガブリアスは止められてしまうため、積み技に依存せず天然勢に高火力を押し付けられ、ガブリアスの弱点である氷/フェアリーに対して耐性があるポケモンとして拘り眼鏡ジバコイルを採用。
3.地面技/マスカーニャへの引き先が欲しいと考え、加えて物理低火力ポケモンを鉄壁で受け切ることが可能なポケモンとして鉄壁アーマーガアを採用。
4.ゴースト技がここまでの並びで一貫しているため、ゴースト技(特にサーフゴー)に受け出せ、ここを起点に後続まで全抜きを狙えるポケモンとして剣舞ドドゲザンを採用。
5.ここまでで重いサザンドラ/特殊ドラパルトに受け出すポケモンとして突撃チョッキマリルリを採用。
6.構築に対してドラパルトを初手置きされやすいことに気づいたため、サザンドラ/カイリューなども含めて誘殺でき、道連れで1-1交換以上を狙えるポケモンとしてフェアリーテラスタルゲンガーを採用。

【構築の要点】
・サイクル選出/対面選出が可能
ガブリアス/ドドゲザン/マリルリ/ジバコイルなど、火力と耐性が優秀なポケモンを多く採用し、攻撃的でありながら、サイクルを回せるような選出を可能にする。
また、襷ゲンガー、先制技持ちのマリルリ/ドドゲザンによる対面的な選出も可能。
・対面操作+接触による天然勢/受け系統の削り(ジバコイル/アーマーガア)
→ヘイラッシャ/ラウドボーンなどの特性が天然のポケモンや、アーマーガア+ドオーなどの受け系統に対し、ボルトチェンジ/蜻蛉返りといった対面操作技を利用しつつ、相手に対面有利なポケモンを着地させる。
このサイクルを繰り返し、ジバコイルガブリアスの高火力技の圏内に押し込んだら一気に崩すことで、上記のポケモンには勝つことができた。
・素早さラインの極力統一(ジバコイル/ドドゲザン/マリルリ)
→ラウドボーン(66族)近辺は素早さ50族(マリルリ/ドドゲザン)~67族(アーマーガア)のポケモンの素早さの調整先になっており、激戦区になっている。このため、採用するポケモンの素早さラインを揃えることで、素早さ関係を明確にして立ち回ることを意識した。


【個体紹介】
※性格はミント使用後のものを記載
※実数値については、HP-攻撃-防御-特攻-特防-素早さの順に記載
※実数値の()内の数値は努力値
※H=HP,A=攻撃,B=防御,C=特攻,D=特防,S=素早さ

ガブリアス@ラムの実

テラスタイプ:炎
性格:陽気
特性:鮫肌
実数値:183-182(252)-116(4)-x-105-169(252+)
技構成:逆鱗/地震/炎の牙/剣の舞

◆AS振り切り+100族に先制するため最速
◆端数B

使用率の高いサザンドラウルガモスに先制でき、サーフゴーやドドゲザンに一致弱点を突ける汎用物理アタッカーとして採用。本来弱点であるフェアリー技/氷技に耐性を持ち、剣舞の起点にする動きと、受けの並びで多い「アーマーガア+ドオー」を崩す動きが強力に感じたため、テラスタイプはとした。
炎の牙の枠はテラバーストが採用されることが多いが、ラスタルを切らなくても炎打点が欲しい場面が多いと感じたため(マスカーニャキノガッサとの対面で逆鱗を押さずに居座りたいなど)、炎の牙の採用となった。
持ち物は状態異常を防ぐためのラムの実とした。キノガッサ/モロバレルキノコの胞子の一貫を切れる点でも機能した。
スタン構築/受け構築に対して選出しやすく、癖がなくシンプルに強力なポケモンだった。

ジバコイル@拘り眼鏡

テラスタイプ:地面
性格:控えめ
特性:アナライズ
実数値:175(236)-x-135-192(196+)-110-90(76)
技構成:10万ボルト/ラスターカノン/テラバースト/ボルトチェンジ

◆H:16n-1(定数ダメージ最小)
◆S:4振りアーマーガア+2(本構築のマリルリと同値)
◆残りC(できるだけ高く)

ヘイラッシャ/ラウドボーンなどの天然勢を崩すために採用。
テラスタイプはラウドボーン/ドオー/ジバコイルミラーに刺せる地面とした。これによりヘイラッシャ+ドオーの並びに対して圧力を与えたと思う。加えてラウドボーンを抜けるラインまで素早さを伸ばしているため、相手にテラスタルを切られずに先制でテラバーストを決めることもできた。
地面タイプを選出されないことが意外とあり、この場合はボルトチェンジを連打するだけでこちらの有利な展開に試合を運ぶことができた。

アーマーガア@ゴツゴツメット

テラスタイプ:ノーマル
性格:腕白
特性:ミラーアーマー
実数値:205(252)-107-172(252+)-x-105-88(4)
技構成:ブレイブバード/蜻蛉返り/鉄壁/羽休め

◆HB特化
◆端数S

マスカーニャハッサムなどの受けとして採用。物理ドラゴンに対しては炎や電気のテラバーストが有象無象から飛んできたため安定はしなかったが、カイリューガブリアスの拘りに対しての受けとしては機能したと思う。ロトムサザンドラの受け出しに対して蜻蛉返りで対面操作することで、後発から有利なポケモンを着地させる動きが強力だった。
テラスタイプはミミッキュ意識でゴースト技の一貫を切れるノーマルとしたが、あまりテラスタルを切るような展開にはならなかった。
使用感としては回復できる霊獣ランドロスに近い。耐性ありきのポケモンであり、セグレイブやドドゲザンなどの等倍高火力だと押し切られるため、扱いには注意が必要。

ドドゲザン@食べ残し

テラスタイプ:悪
性格:意地っ張り
特性:総大将
実数値:187(92)-205(252+)-140-x-105-91(164)
技構成:ドゲザン/アイアンヘッド/不意討ち/剣の舞

◆S:4振りアーマーガア+3(本構築のジバコイル/マリルリ+1)
◆A特化
◆残りH

サーフゴー/ドラパルトをはじめ、ゴースト技へ受け出せるポケモンとして採用。
特にゴースト技で拘った上記ポケモンに対しては、引き際のタイミングで剣の舞をすることで、後続まで含めて破壊できるほどの抜き性能を発揮できる。
テラスタイプはドゲザン/不意討ちの威力を上げるためにとした。
持ち物はサイクルの受け出し回数を増やせる食べ残しとしたが、副産物として不意討ちが失敗してもHPを回復できる状況を作れるため、相手の攻撃を誘発させる点で機能したと思う。
剣盾の悪ウーラオス同様、悪技の一貫を作ってしまえば非常に強力なポケモンだった。ただ、シーズン終盤に気合玉サーフゴーが大量に出現したため、動きにくさも少なからずあったと思う。

マリルリ@突撃チョッキ

テラスタイプ:水
性格:意地っ張り
特性:力持ち
実数値:187(92)-112(252+)-101(4)-x-101(4)-90(156)
技構成:アクアブレイク/戯れつく/瓦割り/アクアジェット

◆S:4振りアーマーガア+2(本構築のジバコイルと同値)
◆A特化
◆残りH、端数BD

ドラゴン技の一貫を切ることができ、サザンドラや特殊ドラパルトに対して引き先となるポケモンとして採用。格闘技の枠は馬鹿力と選択だが、オーロンゲなどの壁展開に対して回答となる瓦割りとした。
テラスタイプはアクアジェットの火力を上げたいのでとした。
水+フェアリーの技範囲が広く、カバルドン/ウルガモス/600族ドラゴンに対して一致弱点を突ける点が優秀だった。

ゲンガー@気合の襷


テラスタイプ:フェアリー
性格:臆病
特性:呪われボディ
実数値:135-x-81(4)-182(252)-95-178(252+)
技構成:シャドーボール/ヘドロ爆弾/マジカルシャイン/道連れ

◆CS振り切り
◆端数B

補完枠として採用。最終日前日までこの枠はニンフィアだったが、ドラゴンタイプのポケモンのテラスタルに崩されることが多かったため、見えないフェアリーテラスタルでドラゴンタイプを誘殺でき、特にドラパルトを倒したいと考えた時にこのポケモンに白羽の矢が立った。
このポケモンの特徴として、
・気合の襷を持っていることが多い(一点読みされるレベル)
・ドラパルトに先制される
の2点があり、ドラパルト-ゲンガー対面では襷を貫通できるドラゴンアローを即決で押すプレイヤーが多いと判断した。このタイミングでフェアリーテラスタルを切れば無償で突破できると考え、テラスタイプはフェアリーとした。実際に決まって勝利した試合は多く、最終日に3桁順位まで爆速で上げた功労者と言っても良いと思う。
また、カイリュー/サザンドラ/サーフゴーといった受けることが難しいポケモンに対して先制で弱点を突けたり、テラスタルしない状態ではカイリューの神速の一貫を切れたりと、副産物も多かったと思う。
道連れは1-1交換を狙える汎用的な補助技として採用。無難に強力だった。

【結果】
TN:ちきふわ
最終順位:833位(最終レート:2139)


【重かったポケモン
・水ロトム/炎ロトム
→フェアリーテラスタルを切られると、こちらの大体のポケモンが打点無くなって重くなる。
・気合玉サーフゴー
→終盤に爆増。ドドゲザンを飛ばされると厳しい。
カイリュー
→型が多すぎて画一的な対処が困難。読み間違えると崩壊する。

【所感】
今期は新作1シーズン目/久々に禁伝がいない環境であったため、楽しみながら上を目指すことを第一に考えて取り組みました。インフレシーズンとしては良い順位だったのではないかと考えています。(レート換算だと2000超えていそう?)
SV対戦はメリハリをつけて楽しんでいきたいと思います。

 

質問あれば、Twitter:@RabbitKanonSまでお願いします。

それではまた。