【雑記】構築記事を書くときに意識していること

ちきふわです。

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構築記事を書くときに意識していることを、備忘録として残したいと思います。

これはポケモンだけでなく、仕事や学生生活など、今までの経験を踏まえた内容で記載したいと思います。

 

【はじめに】

著者は理系の研究室出身/企業勤めのため、「背景」「目的」など、卒論発表や仕事などのワードに関連付けてお話しします。予めご了承ください。

もし同じような出身の方がいましたら、スムーズに理解が進むかもしれません(と信じたい・・・)

今回は、S15の構築記事を例にお話ししたいと思います。

大きく分けると、2点となります。

 

1.構築記事の前半部分に構築のコンセプト/構築完成までの経緯を必ず入れる。

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学生の研究発表だと、「背景」「目的」に相当する部分だと思います。

【構築のコンセプトの記載】

例えば、自分はS15の記事でコンセプトを以下のように記載いたしました。

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この内容は、構築を使用してやりたいこと(目的)を提示しています。研究発表でも、「目的」の章をスライドに入れた人は多いと思います。それと同じです。(背景と順序が逆かもしれませんが)

目的が明示されることで、読者がゴールを想起しやすくなるという利点があります。

加えて、この章を記事の前半に配置することで、読者の心理的負担を軽減できると考えています。

例えば、仕事などの会話で「結論から先に話す」という言葉を耳にすることがあると思います。結論が提示されていれば、聞き手側は話を整理しながら聞くことができます。

もし結論を提示されていない場合、聞き手側は「どこに話のオチがあるの?」と、結論が登場するまで集中力を維持しなければならず、心理的な負担が大きくなります。この弊害として発生することが、「話し手側と聞き手側で、話の中で最も伝えたいポイントが噛み合っていなかった」という事例です。自分もTwitterを利用していて、よく遭遇します。

 

【構築完成までの経緯の記載】

S15記事では以下のように記載しました。

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「エースバーンを採用した」ことが結論で、その理由を肉付けした文章構成となっております。

同じポケモンを採用しても、採用理由が異なることは多々あるので、ここは割愛せずに内容を記載した方が良いと思います。(S14でエースバーンを採用した際の内容を下記に提示します)

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研究発表では「背景」に相当する内容だと考えておりますが、この内容があるのとないのとでは、読者の理解度が大きく変化すると思います。なぜ新たな研究をしたのか(なぜこのポケモンを採用したのか)という話が聞き手に伝わると、話を整理しやすくなると考えています。

 

2.基本的(初歩的)な内容についても、可能な限り掘り下げて説明する。読者とイメージを共有する

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個人的には、この点は特に重視しております。

構築記事を読むにあたって、大事なことは「著者と読者間でのイメージが共有できていること」と考えています。

例えば、S15の記事では、日食ネクロズマの専用技「フォトンゲイザー」について、下記のような説明を補足として追記しました。

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ぶっちゃけた話をすると、この内容は対戦熟練者にとっては既知(自明)であると考えています。ただし、初心者では知らない方も多いと判断したため、可能な限り掘り下げて記載いたしました。

構築記事は、どのような実力帯の方でも理解できる内容であると良いと考えているため、

自分は対戦知識が全くない方に説明するような文体で記載しています。

これは研究発表経験者ならあるあるだと思うのですが、「自分の専門分野を、その知識の全くない人に説明する」状況と同じであると考えています。特に教授など、ある程度分野に詳しい人でも、その知識がない(フリをしてる?)という場合もあります。ポケモンでも同じです。

また、「襷カウンターを避ける」など、対戦中の情景を相手と共有することで、著者と読者のイメージのズレを小さくするような工夫もしております。

このような「例え話を用いて説明する」ことは、日常生活でも生きる場面が多いと思います。

今回はポケモンに焦点を絞った話になっていますが、ポケモンについて全く知らない人にポケモンの話をするときは、相手の好きなもの/興味のあるものに例えたりするといいかもしれません。

これは、過去に自分が見た映画「ビリギャル」に登場する、坪田先生(個別指導の先生)の考えに影響されたものです。(もし機会あったら見てみるといいと思います!笑)

 

なぜこのような考えに至ったかというと、学生時代の塾講師バイトの経験に基づいています。

俗にいう進学校の生徒さんでも、勉強に躓いてしまう子はたくさんいます。

なので、「進学校だから、この程度の勉強内容は理解していて当たり前だよね?」という思考は持たないようにしています。ポケモンでも同じで、「対戦経験者なら、この知識は知っていて当然だよね?」という考えではなく、知識がゼロであると仮定して話しています。

加えて大事なのが、「知識がゼロであることについて怒らないこと」です。

これは会社生活でも経験された方は多いと思うのですが、教えてもらってもいない内容なのに「そんなことも知らないの?」と言われたら、いい気分にはなりませんよね。相手も人間なので、何気無い言葉で傷ついたりしてしまうこともあります。それで交流の損失が発生したら、もったいないですよね!

 

また、相手とイメージを共有できていれば、著者の一方的な発信を避けられると思います。

相手との会話のテンポを考えず、矢継ぎ早に話してしまう人がいると思うのですが、そのような状況を避けられると考えています。

 

【終わりに】

構築記事を書くことについて、感じたこと記事に起こしてみました。ポケモンだけでなく、日常生活でも生きる場面が多いと思うので、書いてみて新たな気づきもありました。

自分もまだまだ精進が必要だなと思います。