【ポケモン剣盾S18使用構築】夏の兎と南国の果実【最高1987/最終1933(最終337位)】

ちきふわです。ランクマッチS18お疲れ様でした。

今回は使用した構築の記事となります。

 

【構築(レンタルあり)】

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色違いエースバーン、およびアローラ地方にいるポケモンの活躍が目立ったこと、ナットレイがいることから「夏の兎」「南国の果実」という名前をつけました。

 

【結果】

TN:ちきふわ

最高レート:1987/最終レート:1933(最終:337位)

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【構築のコンセプト】

・最低限のサイクルを回しつつ、エースバーン/ドサイドン/ミミッキュなどの積みエースで一掃する。

ダイマックス/非ダイマックスの一方を前提としたポケモンを採用しない。

→全員がダイマックス/ダイマックスのどちらでも戦える技構成にし、加えてダイウォールを採用する。これにより、試合中にダイマックスを切るポケモンを柔軟に選択できる。

 

【構築経緯】

1.嫁枠なのでエースバーンを採用。S14同様にドヒドイデ/ポリゴン2入りの受け構築が多いように感じたため、ビルドアップ/思念の頭突きを採用。

2.使用率1位のサンダーに対しての引き先が欲しいと考え、ボルトチェンジの一貫を切りつつ、サンダーの交代時に負荷を与えやすいポケモンが欲しいと考え、剣舞ドサイドンを採用。

3.こちらのエースバーン/ドサイドンに対して、相手のスカーフ水ウーラオスやエースバーンの格闘技に対して受け出せるポケモンが欲しいと考え、襷潰し、静電気麻痺チャンスも狙えるゴツゴツメットサンダーを採用。

4.カプ・レヒレやウオノラゴンなどの水タイプ、ウツロイドポリゴン2への引き先が欲しいと考え、鉄壁ボディプレスナットレイを採用。

5.ウーラオス、ドラパルト、カバルドンに対して見た目強く、エースバーンに奇襲が狙えるスカーフカプ・レヒレを採用。

6.ここまでの並びでは、アーゴヨン/霊獣ボルトロスなどの高速/広範囲/高火力で撃ち分け可能なポケモンに一方的に制圧されること、クレセリアやアシストパワー持ちを始め要塞ポケモンの突破が困難と感じたため、ストッパー兼ダイホロウの崩しが可能なアタッカーとしてミミッキュを採用。

 

【個別紹介】

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エースバーン@ラムの実

性格:意地っ張り

特性:リベロ

技構成:火炎ボール/飛び跳ねる/思念の頭突き/ビルドアップ

実数値:155-184(252+)-95-x-96(4)-171(252)

 

◆AS振り切り、最速ウツロイド抜き

◆B < D(DL対策)

 

最高のポケモン。ラムの実により、欠伸持ちカバルドン/ラグラージ入りに対しても臆せず選出できることが優秀でした。

命の珠持ち4Wフルアタでは、ダイマックスを切らないとアッキやダイスチル持ちに止められてしまうと判断したため、ダイマックスせずとも火力を上げることが可能なビルドアップを採用しました。ダイマックス中だけですが、ダイウォールとして使用すると自身がノーマルタイプに変更するため、ゴーストダイブによるダイマックス枯らし影撃ちによる縛りに抗えることもポイントです。

素早さ操作はギガインパクトと選択ですが、今回は自身が先制して縛る動きが強力だと感じたため、素早さを上昇できる飛び跳ねるとしました。

 

ちなみに、初手で相手のテッカグヤとエースバーンが対面した場合、大半の人が初手ダイマックスしてダイロックを押すため、即断でビルドアップを押していた。決まると気持ちよくなれる。

 

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サンダー@ゴツゴツメット

性格:図太い

特性:静電気

技構成:ボルトチェンジ/暴風/熱風/羽休め

実数値:197(252)-x-144(204+)-145-110-127(52)

 

◆H振り切り

◆A182水ウーラオスの水流連打を99.7%で2耐え

◆残りS(S+1でエースバーン抜きポケモン+1)

 

水ウーラオスに後投げして静電気チャンスを狙えるのが強力でした。という話だけではアレなので、他の強みを紹介すると、後攻ボルトチェンジからエースバーン/ドサイドンを着地させる動きが可能なのが魅力だと思いました。対面でのナットレイカミツルギの迅速な処理のために熱風を採用しました。

後述するポケモン達と補完が良いため、サイクル選出の要になっていたと思います。

  

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ナットレイ@食べ残し

性格:呑気

特性:鉄の棘

技構成:ジャイロボール/ボディプレス/鉄壁/宿り木の種

実数値:181(252)-114-201(252+)-x-137(4)-23

 

◆ウオノラゴンへの受け出し、ボディプレスの火力確保のためHB特化

◆端数D

S個体値2

 

ウオノラゴンやポリゴン2への回答として採用しました。技構成は鉄壁ボディプレス型のテンプレですが、今回はミラーへの回答としてS実数値を最遅から1だけ上げた個体を採用しました。

これにより、ナットレイ対面では基本的に有利に立ち回ることができました。

ダイスチルにより要塞化/ボディプレスの火力増強できるため、ダイマックスとの相性も良いです。

 

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ドサイドン@オボンの実

性格:意地っ張り

特性:ハードロック

技構成:地震/ロックブラスト/炎のパンチ/剣の舞

実数値:207(132)-187(76+)-151(4)-x-104(228)-69(68)

 

C177サンダー*命の珠の140ダイジェットを非ダイマックス状態で2耐え

◆S4振りカバルドン抜き

→クリフとさん(S12)の配分を拝借いたしました。(掲載許可いただいております。ありがとうございます。)

kurifuto-mpk.hatenablog.com

 

本構築のサンダー討伐隊。サンダーに対して圧力を与えることが可能で、後続に控えるポケモンにも大きな負担を与えるポケモンとして採用しました。構築に採用されやすいナットレイへの打点として炎のパンチを採用しました。

サンダー受けとして採用されやすいポケモンとして、ポリゴン2バンギラスが挙げられますが、ボルトチェンジを無効化できないため、裏からのウオノラゴンやウーラオスの着地を許してしまう点で使いにくさを感じていました。ドサイドンであれば、ボルトチェンジの一貫を切ることが可能なため、相手のボルトチェンジを牽制することが可能です。ただし、ガブリアススイクンなど、高耐久で上から弱点を突いてくるポケモンが今シーズンでは増加傾向にあったため、選出しても腐ってしまうことも少なくありませんでした。それを差し置いてもダイマックスした時の火力/耐久は目覚ましいものがあり、サンダー絡みの構築に対しては高い勝率を出すことができました。

後述するカプ・レヒレミストフィールドにより、暴風混乱を回避しつつ処理できることがストレスフリーでした。

 

サンダー対面で地震を撃つと裏のポケモンが勝手に倒れていくので強かった。

 

 

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カプ・レヒレ@拘りスカーフ

性格:臆病

特性:ミストメイカ

技構成:波乗り/ムーンフォース/冷凍ビーム/トリック

実数値:145-x-135-147(252)-151(4)-150(252+)

 

◆CS振り切り、ドラパルト/フェローチェ意識で最速

◆端数D→C169(Sブースト)ウツロイドヘドロウェーブを確定耐え

 

本構築のMVP。エースバーン/ドラパルト/ウーラオスなど、先制できれば上からワンパンできるポケモンが環境に増えているように考え、採用しました。

このポケモンはスカーフ持ちでありながらダイマックス適性が高いことが評価点です。

例えば、以下のようなケースでダイマックスが機能します。

 

 

カプ・レヒレ vs カバルドン

相手が水技読み水ウーラオスに引く。こちらは波乗りを選択。

カプ・レヒレ vs 水ウーラオス

ここでダイフェアリーを選択。相手が拘り読みの行動をする場合、ダイマックスを切らずに居座る場合がある。

 

といった具合に、水技/フェアリー技/氷技のいずれかが弱点であるポケモンを受け出してくる動きをする相手に対して強く刺さりました。

それだけでなく、ポリゴン2/ナットレイなどの高耐久ポケモンにスカーフをトリックで押し付け、後続のポケモンの起点を作る動きも可能です。

スカーフポケモンの中でも性能が頭一つ抜けているように感じました。非常に強かったです。

 

ちなみに最速なので、準速スカーフウーラオスに対して何度もイージーウィンを量産できた。

 

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ミミッキュ@命の珠

性格:陽気

特性:化けの皮

技構成:ゴーストダイブ/戯れつく/影撃ち/剣の舞

実数値:131(4)-142(252)-100-x-125-162(252+)

 

◆AS振り切り

◆端数H

 

普通の珠ミミッキュ。ゴースト技の一貫を切っていない構築が多かったため、これらに対して刺さりました。アシストパワー勢に対して汎用性を損ねずに選出できるのも評価点です。

 

【選出】

サイクル選出:f:id:salamence_erist:20210220155526p:plain+f:id:salamence_erist:20210529231513p:plain+f:id:salamence_erist:20210529232756p:plain

→基本はこの選出。サンダーポリラオスのようなサイクル構築にはこれ。

対面選出:f:id:salamence_erist:20210131212252p:plain+f:id:salamence_erist:20210131203441p:plainorf:id:salamence_erist:20210529231513p:plain+f:id:salamence_erist:20210131203445p:plain

剣舞霊獣ランドロスアーゴヨン、霊獣ボルトロスなど、展開系の構築や、上の並びで対応が困難なポケモンがいる構築にはこれ。

vs受け構築:f:id:salamence_erist:20210131203441p:plain+f:id:salamence_erist:20210220155526p:plainorf:id:salamence_erist:20210131212252p:plain+f:id:salamence_erist:20210529231513p:plain

エースバーン、ドサイドンが受け構築に強いので選出。2体出すことで、どちらかが崩れても対応できる構えを作る。

 

【重かったポケモン

・ヌオー、ナマコブシ、ピクシーなどの天然持ち

→物理偏重な構築のため、物理受け天然ポケモンを突破できない。

剣舞霊獣ランドロス

→HBベースのステロ蜻蛉返りみたいな型なら処理できるが、威嚇でこちらのポケモンを起点化してくる型だとキツイ。剣舞のタイミングでスカーフレヒレを着地させるなど、強引な立ち回りになっていた。

 

【感想】

今期はシリーズ7以来の雪原ルールでしたが、このルールでの最高レートを大きく伸ばすことができました。2000にあと一歩及ばなかったのが残念でしたが、個人的にはお気に入りの並びになったと思います。

 

【Special Thanks】

・色違いエースバーン(これとは別個体だが)をプレゼントしてくださった、えいじくん

終盤に潜るモチベが上がりました。ありがとう。

・S個体値2ナットレイを提供してくださった、ヨクさん

ナットレイめっちゃ活躍しました。ありがとうございます。

・仲間大会「五等分の花嫁杯」を主催してくださった、ルセリアくん

この構築にいるミミッキュは、上記大会の景品で受け取った、色違い個体です。

・いつもランクマツイートに声かけしてくれる、まどれーぬさん

終盤まで潜るモチベを維持できました。ありがとう。

・5月の仲間大会「芋煮杯」「紫電杯」「指名手杯」を開催してくださった、

リホウさん、里暗くん、モブキャラさん

構築試運転の場として、仲間大会を活用させていただきました。ありがとうございます。

Twitterでいつも応援してくださっている皆様

・この記事を最後まで読んでくださった、あなた。

 

それではまた。