【備忘録】レンティル(ポケモンスナップ)統一構築で1ヶ月対戦した話【S19/レンティルビギニング】

ちきふわです。

 

S19の対戦は、「コンセプトを掲げた構築で対戦したい」と考え、

自分の好きなゲームの「New ポケモンスナップ」に登場するポケモンだけで対戦することに決めました。

使用できるポケモンは以下を確認ください。

osomatsusan.hatenablog.com

 

【結果】

ランクマッチは最終4桁です。

レンティルビギニング(レンティル地方ポケモン限定の仲間大会/80人規模):優勝

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レンティルビギニングのルール(概要)

1.使用できるポケモンポケモンスナップに登場する種族のみ

2.600族(バンギラス/サザンドラ/ヌメルゴン)は1体のみ採用可能。

3.伝説ポケモン+幻ポケモン(スイクン/セレビィ/ジラーチ/ディアンシー)は1体のみ採用可能。

→2と3の重複は可能。

4.禁止伝説ポケモン(ホウオウ/ルギア/ゼルネアスetc)は採用不可

5.上位成績者に景品が贈呈されるが、加えてコース統一(同じコースに登場するポケモンのみで組んだ)構築の上位成績者にも別途景品が贈呈される。

→コース統一のプレイヤーが増えると予想。面白いルールだと思います。

 

【使用構築】(レンティルビギニング/S19序盤〜中盤)

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【使用構築2】(S19終盤)

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【構築完成までの経緯】(レンティルビギニング向け)

1.レンティル地方のポケモンには特殊高耐久の鋼タイプがいないため、ダイアシッドが一貫する構築が多いことに気が付いた。そのメリットを活かせるポケモンを探したところ、ゴースト技の高い一貫性を高い素早さから押し付けることが可能で、自分の好きなポケモンでもあるゲンガーがいたため、このポケモンを今回の嫁枠として採用。(対戦モチベ維持のために嫁枠は必須)

 

2.レンティル地方のポケモンには物理アタッカー気質の地面タイプが多く、ゲンガーと対面した時の引き先が欲しいと考えた。そのため飛行タイプで物理耐久の高いポケモンを探したところ、エアームドがいたため採用。過去の対戦で、他のポケモンでも使い慣れた鉄壁ボディプレス型で採用。

 

3.エアームドで受けることが厳しい、物理電気/炎に対しての引き先として、ステルスロック/欠伸による対面操作が可能で、使い慣れたカバルドンを採用。

 

4.ここまでで有象無象の特殊技が受かっていないことに気づき、特にゲンガー/リザードンなどのゴースト/炎に対して一貫を取られやすいため、これらの技に耐性を持ち、ダイマックスすることで圧倒的な数値を盾に全抜きを狙える弱点保険バンギラスを採用。

 

5.レンティル地方のポケモンには水タイプが多く、大会のルール上、海岸や水中のコースで統一構築を組んでくるプレイヤーがいると判断した。そのため、水タイプの一貫は必ず切りたいと考え、加えて水タイプに強いポケモンを探したところ、ラプラスが該当したため採用。

 

6.ゲンガーと悪タイプ、バンギラスと格闘タイプが対面した時の引き先として、600族枠のサザンドラヌメルゴンに対しても強めなニンフィアを採用。

 

【個体紹介】

ゲンガー@命の珠

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性格:臆病(ミントにて補正)

特性:呪われボディ

技構成:シャドーボール/ヘドロウェーブ/ギガドレイン/マジカルシャイン

実数値:135-x-80-182(252)-96(4)-178(252+)

 

◆CS振り切り、カミツルギ/ウーラオス意識で最速

130ダイソウゲン*命の珠でH215-D109カバルドンを93.7%で1発

 

今回の嫁枠。有利対面初手ダイマして有象無象のポケモンを飛ばせたので強力だった。

ギガドレインラグラージ/カバルドン意識、マジカルシャインサザンドラ/ヌメルゴン意識で採用。全体的に低速なポケモンが多いこと、ダイアシッドの一貫が凄まじいため、積極的に通していけた。トップメタのバンギラスがいる構築に対しては腐りがちだった。

ランクマッチでは耐久が高いポケモンが多く、初手ダイマしても倒しきれないことが多かったり、スカーフポケモン(ウオノラゴン/ウーラオス)にワンパンされるため安定しなかった。

 

エアームドゴツゴツメット

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性格:腕白

特性:頑丈

技構成:アイアンヘッド/ボディプレス/鉄壁/羽休め

実数値:172(252)-100-209(236+)-x-90-93(20)

 

◆H振り切り

◆B:11n

◆残りS(同族意識)

 

本構築の物理受け。鉄壁ボディプレスが単純ながら強力で、トップメタのバンギラスに対して抗える点も評価点です。技構成はよく見るものだと思います。

 

ランクマッチでは冗談抜きでめっちゃ強かった。剣舞持ちの霊獣ランドロス/ゴリランダー/ブリザポスに対して圧倒的に強く、ビルドアップがなければエースバーンにも対面で勝てることがあるため、欠かせない1体だった。サンダーには隙を見せてしまうが、雪原環境には刺さっているポケモンだと思う。

 

カバルドン@オボンの実

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性格:腕白

技構成:地震/欠伸/ステルスロック/怠ける

実数値:215(252)-132-169(124+)-x-109(132)-67

 

◆A211ガラルヒヒダルマの氷柱落としを93.7%(最高乱数切って)で耐え

 

ランクマッチではお馴染みのカバルドン。レンティル環境では、海上/雪原などのコースに登場する水/氷タイプのポケモンが多いため、思うように選出できませんでした。技構成はテンプレです。バンギラスに受け出せるのは評価点です。

 

エースバーンに対して強いのがこのポケモンしかおらず、ランクマッチでは選出が窮屈になりがちだった。

 

バンギラス@弱点保険

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性格:陽気

技構成:ロックブラスト/噛み砕く/炎のパンチ/龍の舞

実数値:207(252)-155(4)-130-x-120-124(252+)

 

◆HS振り切り、S+1でゲンガーを抜くため最速

◆端数A

 

1体だけ採用できる600族枠。ゲンガー/リザードンの一貫を切るために採用しました。

副産物として、雪原統一の構築にイージーウィンを狙えたので、選定は間違っていなかったと思います。

 

ランクマッチではサンダーに対して強かったが、無限にウーラオスとエースバーンに負け続けた。確実にレンティルの方が通りが良い。

 

ラプラス食べ残し ※キョダイ個体

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性格:控えめ

特性:貯水

技構成:フリーズドライ/泡沫のアリア/地割れ/身代わり

実数値:233(220)-x-106(44)-132(116+)-120(36)-92(92)

 

◆遅めの60族抜き

◆タイプ一致イカサマを身代わりが確定耐え

 

水タイプに強い水タイプとして採用。ヌオー/ナマコブシなどの耐久ポケモンを起点に崩していく。シンプルに強かった。伝説枠のスイクンに強いのもGood。

 

ランクマッチではウオノラゴンがいる構築に選出強要された。他のポケモンではエラがみが受からないので厳しい。

 

ニンフィアカゴの実

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性格:控えめ

技構成:ハイパーボイス/サイコショック/瞑想/眠る

実数値:191(164)-x-117(252)-148(36+)-151(4)-87(52)

 

◆H:定数ダメージ最小

◆B:振り切り

◆無振り65族+2(ブラッキー意識)

◆残りC、端数D

 

悪/格闘の一貫を切れるフェアリータイプが欲しいと考え、採用しました。レンティル環境ではそこまで選出しませんでしたが、要所で活躍してくれました。

 

ランクマッチでは、レンティル環境の中で暗黒強打に受け出せる数少ないポケモンとして重宝した。サイコショックウツロイドを倒せたりと面白い戦い方ができた。

 

【終盤採用】(簡易説明)

アシレーヌ@突撃チョッキ

HBCベース

泡沫のアリア/ムーンフォース/エナジーボール/アクアジェット

→両ウーラオス/ウオノラゴンに強いポケモンとして採用。

ヒレに対しての打点となるエナジーボールを採用したが、瞑想個体には押し切られるため厳しかった。

 

ヌメルゴン@カゴの実

HCSベース(H振り切り、遅めのロトム抜き、残りC)

龍の波動/火炎放射/アシッドボム/眠る

→怪電波サンダー、ゴリランダー、ナットレイドヒドイデの対策として採用。

使用感は良かったが、レンティルビギニングではバンギラスの方が通ると考えお留守番とした。

 

【重かったポケモン

ポリゴン2

恐らくだが、レンティル地方のポケモンで勝てる種族が存在しないように思った。冒頭にも述べたが、特殊高耐久の鋼タイプがいないため、ダイアタック/ダイアイス/ダイスチルの全てを受け切れるポケモンが存在しない。

・ウーラオス(両方)

初速で先制できるポケモンがゲンガーしかおらず、加えてレンティル環境でも先制できる種族が少ないため、対策するならアシレーヌオンバーンなどで誤魔化すしかない。

 

【終わりに】

今回の企画では、「普段使用しないポケモンの良いところをいかに引き出すか」を意識して構築を組みました。ランクマッチの結果としては厳しいものでしたが、レンティル環境ではしっかりと通用したものとなって良かったです。一つの良い経験になったと思います。

限られたものでどこまで対応できるか」という考え方は、仕事にも活きると思っているので、そのような意味でも濃い経験をしたシーズンになったと思います。

 

それでは。