【ポケモンS30使用構築】エスバドゼルネ【最終レート1855(498位)】

ちきふわです。剣盾ランクマッチS30お疲れ様でした。

今期は久々に終盤に手応えを感じた構築で戦えたので、構築記事を書こうと思います。

 

【使用構築】

 

【構築完成までの経緯】(以下常体)

1.前期1位の構築記事を読み、「鋼タイプを削り、後続からジオコンゼルネアスを通す構築」が強力と感じたので、ジオコントロール持ちのゼルネアスを構築のエースとして採用。

2.前期1位の構築記事では、HBベースでラスターカノン持ちのゼルネアス(ザシアンに勝てる個体)が採用されていたため、ゼルネアスをザシアンではなく日食ネクロズマで対策するプレイヤーが増えると考えた。そこで、日食ネクロズマに一致弱点を突くことが可能で、ザシアンを上から殴れて対面有利な黒バドレックスを2体目の禁止伝説ポケモンとして採用。 

3.禁止伝説2体の火力が特殊に寄っているため、攻めの補完枠として物理火力の高いアタッカーが欲しいと考えた。この枠にはゼルネアス対策枠(ナットレイ/ヒードランなどの鋼)と黒バドレックス対策枠(バンギラスなどの悪、ポリゴン2などのノーマル)の双方をまとめて対応できるポケモンが適任だと考え、炎技/格闘技を覚え、ダイマックスによる全抜きが狙える命の珠エースバーンを採用。

4.ここまでで水技の一貫が凄まじく、カイオーガの引き先がいないため、水技を半減でき、日食ネクロズマやゼルネアスにも対応できるポケモンとして鉄壁ボディプレスナットレイを採用。

5.ここまでの並びではエースバーン、インファイト持ちザシアンが重く、電気技と地面技の一貫を切れていないことが気になったため、上記のポケモン/技に受け出しが可能で、蜻蛉返りによる対面操作と、ステルスロック接触による削りで禁止伝説ポケモンをサポート可能なゴツゴツメット持ち霊獣ランドロスを採用。

6.ここまでで飛行技とゴースト技を半減以下に抑えられるポケモンがいないため、イベルタル/黒バドレックス/ホウオウに対面有利で、後続のポケモンにも圧力を与えられるポケモンとして突撃チョッキバンギラスを採用。

 

【個体紹介】(※採用順)

ゼルネアス@パワフルハーブ
特性:フェアリーオーラ
性格:控えめ
実数値:201-×-115-201(252+)-119(4)-151(252)
技構成:ムーンフォース/雷/ドレインキッス/ジオコントロール

CS振り切り
→C+2状態のダイサンダーでH252振りホウオウを確定1発

構築の主軸。ジオコン後の制圧力を上げたいのでC特化とし、カイオーガ/ホウオウへの打点として雷を採用した。
準速まで素早さを上げることで、準速80族(一般的なゼルネアスの素早さラインだと抜かれやすい)付近のポケモンに軒並み先制でき、有利を取れたことが良かった。特性発動順により、霊獣ランドロスやカイオーガの大まかな型判別も可能。
HBラスカノ持ちだと思われてテッカグヤやホウオウ、カイオーガを投げられたため、これらに対しては有利に立ち回れた。
禁止伝説の中では自分好みの性能をしているため、今後も使用したい。

 

バドレックス(黒馬)@拘りスカーフ
特性:人馬一体
性格:控えめ
実数値:175-×-100-238(252+)-121(4)-202(252)
技構成:アストラルビット/サイコショック/リーフストーム/トリック

CS振り切り
C+1状態のダイホロウでH252-D4振りザシアンを確定1

2体目の禁止伝説枠であり、本構築のMVP。ゼルネアスの苦手な日食ネクロズマ、ザシアンに対して通していく。
初めは鬼火光の壁@気合いの襷でゼルネアスのサポートとして採用していたが、自身が攻めて勝利する展開が目立ったため、アタッカー運用することにした。

環境に多い「黒バドレックス+ザシアン」の並びは、
・スカーフ黒バドレックスでメタモンコピーを対応するため、素早さ関係が「黒バドレックス>ザシアン」である並びが多いこと
・黒バドレックスはダイジェットアタッカーに対応するため、霊獣ランドロスやサンダーの(命の珠)ダイジェットを耐えるために耐久寄りの配分になること

の2点を満たすものが大半であると考えたため、今回は耐久振りのスカーフ黒バドレックスに先制できるCS振り切りのスカーフ個体を採用した。実際にスカーフ黒バドレックスミラーで先制されたのは1回だけであり、さらにダイマックスした状態でも意地ザシアンであれば先制できるため、「襷+ザシアン+スカーフ黒バドレックス」の並びに対しては、初手で1体倒してザシアン対面でダイマックスして倒す流れによりイージーウィンを量産できた。
その他にも、砂かき準速ドリュウズ(砂下)ジオコン後の準速ゼルネアスに先制できたりと、スカーフ持ちでも素早さを大きく伸ばす恩恵はあったと感じた。

 

エースバーン@命の珠
特性:リベロ
性格:意地っ張り
実数値:155-184(252+)-95-×-96(4)-171(252)
技構成:火炎ボール/飛び膝蹴り/飛び跳ねる/不意討ち

◆AS振り切り
◆B<D(ダウンロード対策)

最高のポケモン。禁伝2体意識で選出される対策枠をまとめて相手できる補完枠として採用。
ゼルネアス対策枠のヒードラン、黒バドレックス対策枠のバンギラス/ポリゴン2に対しての打点として飛び膝蹴りを採用。最近は飛び膝蹴りを切った命の珠個体が増えているが、この技のおかげで拾った試合が多いので採用して良かったと思う。サンダーやイベルタルは後述するバンギラスやゼルネアスで相手するため、ギガインパクトを切って黒バドレックス対策の不意討ちを採用した。
このルールでも一緒に戦えて良かった。

 

ナットレイ@食べ残し
特性:鉄の棘
性格:呑気
実数値:181(252)-114-167(4+)-×-168(252)-22
技構成:ジャイロボール/ボディプレス/鉄壁/宿り木の種

HD振り切り
◆B<D(ダウンロード対策)
◆最遅

カイオーガ/日食ネクロズマ/ゼルネアス対策として採用。特殊相手に受け出したいことと、鉄壁ボディプレスの火力を上げたいため上記配分となった。あまり鉄壁ボディプレスが警戒されないためか、特に日食ネクロズマ相手にイージーウィンを量産できた。ゼルネクロに対しての勝率向上に貢献したポケモン

 

霊獣ランドロス@ゴツゴツメット
特性:威嚇
性格:腕白
実数値:196(252)-165-156(252+)-×-101(4)-111
技構成:地震/岩石封じ/蜻蛉返り/ステルスロック

◆HB振り切り

ザシアン/エースバーン対策として採用。ゴツメや蜻蛉返りなどのスリップダメージを稼ぎ、ゼルネアスや黒バドレックスを通すためのサポーターとして貢献した。HPが1でも残っていれば威嚇やゴツメのスリップを入れることが可能なため、なるべく切らない立ち回りを心がけた。
前期1位の構築と並びが似ているため、ゼルネアス-ザシアン対面ナットレイ意識のインファイトを押す人が見受けられ、そこに対して安定した引き先になった。相手視点アタッカーに見えることも多いためか、ホウオウやディアルガ絡みの構築に対して選出誘導してくれたように思う。

 

バンギラス@突撃チョッキ
特性:砂起こし
性格:意地っ張り
実数値:197(172)-204(252+)-131(4)-103-126(44)-86(36)
技構成:ストーンエッジ/噛み砕く/炎のパンチ/冷凍ビーム

◆A特化
◆C特化黒バドレックスのC+2リーフストームを確定耐え
◆残りS
→麻痺した(あるいはS-2状態の)準速エースバーン、ウツロイド抜き

イベルタル/黒バドレックスが重かったので採用。
これらに加えてホウオウナットレイなどのサイクル構築、ガオガエンに対して負荷を与えるため、火力を上げたチョッキ型とした。
霊獣ランドロス、ジガルデに対しての打点として冷凍ビームを採用したが、ダイアーク連打した後にアッキサンダーを突破するという使い方もできたので、意外と使用感は良かった。
素早さは気持ち同族勝負に勝てれば良いかな程度で振ったが、同族への打点がないため要検討。

 

【選出】
ザシオーガ→ゼルネアス+ナットレイランドロス
ジオコンしたゼルネアスで一掃したいが、ザシアンが重いため優先的に削る。ナットレイカイオーガの相手をしたいため、ザシアンにはランドロスを投げる。

 

ザシバド→ランドロス+バドレックス+バンギラス
初手に出される襷ランドロス(ガブリアス)をバドレックスで倒し、裏のザシアンをダイホロウで倒す。ダイマックス中に相手のバドレックスが出てきたら、一度バンギラスに引き、再度バドレックスを出して上からアストラルビット。

 

ザシイベル→ゼルネアス+ランドロス+バドレックスorバンギラス
バンギラス選出時はザシアンが重くなるので慎重に立ち回る必要あり。


ゼルネクロ→バドレックス+エースバーン+ナットレイ
ゼルネアスは通せないので、バドレックスで削りながらエースバーンかナットレイを通す。

 

ホウオウダイナ→バンギラス+バドレックス+ゼルネアス
この系統はゼルネアスをホウオウで対策する相手が多いように感じるため、バンギラスを絡めてゼルネアスを通す立ち回りを第一に考える。取り巻きによってはエースバーンの選出もあり。

 

【結果】

TN:ちきふわ

最終レート:1855(最終順位:498位)

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【感想】

禁伝2体ルールはあまり得意ではないが、今期は終盤まである程度戦えたので良かった。

とはいえ、前期までの上位者の構築や立ち回りにはまだ及ばない点が多くあると考えているため、上を目指していきたい。


本ルールに慣れるまで時間を要してしまったが、残り少ない期間も無理のない範囲で取り組んでいきたい。

それでは。