【第1回明太オフ準優勝構築】ガブ始動グッドスタッフ

ちきふわです。
今回は、2/11に福岡で開催された第1回明太オフに参加し、準優勝という結果を残すことができたので、使用した構築を紹介したいと思います。
60人近い規模の大会だったので、健闘したと思っています!

 

【使用構築】
※本大会は、シングルバトル シリーズ2(パラドックス使用可/準伝使用不可)のルールに準拠しています。

 

【構築の要点】
挑発を貰いにくい、行動保証のあるポケモンで起点作成/相手の展開阻止を行い、後続のアタッカーを通す。
→シリーズ1に続き、本環境でもカイリューをはじめステルスロックが刺さるポケモンが多いと予想した。加えて積み技を使用するポケモンも増加傾向にあり、これらに対してステルスロック/挑発を展開することで、こちらの展開に持ち込む。
ラスタルに頼らなくても戦える数値の高いポケモンを多く採用する。
パラドックスポケモンの登場により環境全体で数値が上昇することが予想されるため、テラスタルを切らなくても攻撃範囲/耐性が優秀なポケモンを採用する。

 

【構築経緯】

1.相手の展開を阻止しつつこちらの展開を狙えるポケモンとして、挑発/叩き落とすを使用可能で、素早さラインや攻撃性能により挑発を貰いにくいマスカーニャを採用。耐久が低いので気合いの襷を持たせた。

2.カイリューなどステルスロックを刺したいポケモンに対して展開するポケモンとして、マスカーニャと同様の理由によりガブリアスを採用。マスカーニャに襷を取られているため、弱点の筆頭である氷技を撃たれても行動できるヤチェの実を持たせた。

3.トドロクツキ、テツノカイナなどの物理主体のパラドックスを鬼火により受けられ、テツノドクガに対して耐性で強めであり、加えて自身の火力上昇を狙えるポケモンとしてラウドボーンを採用。

4.ハバタクカミに対してタイプ的に強めであり、ステルスロックからの悪技の制圧力が高く、耐性が多いポケモンとしてドドゲザンを採用。

5.本ルールでパラドックスポケモンを使用したいと考え、通りの良いゴースト/フェアリー技を高速/高火力で打つことができ、瞑想により特殊相手を起点にしつつ全抜きを狙えるポケモンとしてハバタクカミを採用。

6.ここまでの並びではテツノツツミに対して弱点を突かれやすく、テツノドクガに対しても安定はしないため、火力と特殊高耐久を両立でき、対面操作が可能なポケモンとして突撃チョッキテツノカイナを採用。

 

【個体紹介】

マスカーニャ@気合の襷

性格:陽気
特性:深緑
テラスタイプ:
実数値:151-162(252)-90-×-91(4)-192(252+)
技構成:トリックフラワー/叩き落とす/草分け/挑発

◆AS振り切り+トドロクツキを抜くため最速
◆端数D

テツノツツミ、ヘイラッシャなどの水タイプ意識で採用。挑発はサケブシッポ、オーロンゲ、S上昇してないトドロクツキに対して打つ。
「相手の展開を阻止しつつ、叩きや挑発でこちらのペースに持ち込む」ことを第一に動かしたいため、基本的に初手に置く。相手から挑発を貰いにくいのも良い。
草技と悪技しか打たず、悪戯心による挑発を受けたくない(悪タイプを残したい)ため、特性は深緑とした。
当初は草分けの枠が毒菱だったが、ランクマッチではカイリュー、サーフゴーといった飛行や鋼に毒菱が通らない場面が目立ったので、素早さを上昇でき、挑発を打つ機会を増やせる草分けとした。テツノツツミやハバタクカミに対して2回行動できると考えて採用したが、実際は後述のガブリアスを選出する機会が圧倒的に多かったため、正直他の技でも良かったと思う。挑発を打ちたいポケモン(サケブシッポ/オーロンゲ)の採用者が少なく、オフ会では1回しか選出しなかった。


ラウドボーン@食べ残し


性格:図太い
特性:天然
テラスタイプ:フェアリー
実数値:207(220)-×-165(236+)-130-95-93(52)
技構成:フレアソング/テラバースト/鬼火/怠ける

◆大体の60族を抜けるSライン
◆B:11nでなるべく高く
◆残りH

相手の積みアタッカーのストッパー兼アタッカーとして採用。天然により相手の積みを拒否しつつ、フレアソングにより挑発で止まらない積みが可能なため、強力だった。
ガブリアス、セグレイブ、トドロクツキなどの物理アタッカーに対して選出する。素の耐性だとテツノドクガに対して強いので選出機会は多め。
御三家が2体並んでいるのがポイント高い。


ガブリアス@ヤチェの実


性格:陽気
特性:鮫肌
テラスタイプ:
実数値:207(188)-162(92)-116(4)-×-126(164)-143(60+)
技構成:じならし/アイアンヘッド/ドラゴンテール/ステルスロック

C特化ハバタクカミのムーンフォースを93.7%で耐え
A252振りドラパルトのドラゴンアローを確定耐え
◆S-1最速ドラパルト抜き
◆H4振りハバタクカミをアイへで確定1発

本構築の主軸。地面枠兼ステロ撒きとして採用。
カバルドンバンバドロと異なり、選出画面で挑発持ちを呼びにくいことと、耐久と素早さの高さにより、ステロを撒きやすいと判断した。また、カイリューに対しても接触すれば鮫肌によりマルチスケイルが剥がれるため、動かしやすかった。テツノツツミや不意の氷技に対して行動したいため、持ち物はヤチェの実とした。
ハバタクカミのムーンフォースをほぼ耐えるため、ラスタルを切らなくても起点作成を遂行しやすいという点で強力だった。


ドドゲザン@黒い眼鏡


性格:意地っ張り
特性:総大将
テラスタイプ:
実数値:175-205(252+)-140-×-106(4)-102(252)
技構成:ドゲザン/アイアンヘッド/不意討ち/剣の舞

◆AS振り切り
◆端数D

積みエース。悪技の一貫が高いことに加え、起点作成要員を切った後の総大将発動により、能動的に火力を上げられることを評価して採用した。
ハバタクカミ、サーフゴーなどのゴースト相手には動きやすかったが、テツノカイナに対して打点に乏しく、選出機会はシリーズ1ほど高くなかった。

 

ハバタクカミ@ブーストエナジー


性格:臆病
特性:古代活性
テラスタイプ:
実数値:131(4)-×-90(116)-187(252)-156(4)-189(132+)
技構成:ムーンフォース/シャドーボール/マジカルフレイム/瞑想

◆最速トドロクツキ抜き(ブーストエナジーでS上昇)
◆C振り切り
◆残りB
Youtube実況者ポケろうじんさんの配分を借用

パラドックスポケモンの中で性能が頭一つ抜けていると感じ採用。ブーストエナジーで素早さを上昇しつつ、耐性を変えながら瞑想で特殊相手を起点にする動きが強力だった。
テラスタイプはハッサムのバレパン/セグレイブの氷の礫に対して耐性を持ち、ステロが痛手になりにくい水とした。サーフゴーのゴールドラッシュを瞑想の起点にできる点でも重宝した。

 

テツノカイナ@突撃チョッキ


性格:意地っ張り
特性:クオークチャージ
テラスタイプ:格闘
実数値:229-211(252+)-128-×-120(252)-71(4)
技構成:ドレインパンチ/雷パンチ/冷凍パンチ/ボルトチェンジ

◆AD振り切り
◆端数S

テツノツツミ、テツノドクガに対しての引き先として採用。対特殊において圧倒的な数値を盾にサイクルを優位に進めることができ、実質特性なしにも関わらず非常に強力なポケモンだった。
ハバタクカミのゴースト技」と「テツノカイナの格闘技」の組み合わせにより、「ゴースト+格闘」の技の一貫性に加え、物理特殊の両方で高火力を押し付ける動きが強力だった。

 

【結果】

予選ブロック:5-2(ブロック2位通過)

決勝トーナメント:準優勝


本大会の決勝戦が、あいまるさんのYoutubeチャンネルで配信されています。
※決勝戦は51:30~

www.youtube.com

 

 

【感想】

パラドックス環境始まって直後の対戦オフで結果を残すことができて嬉しかったです。
勝戦では負けてしまいましたが、最後までベストを尽くしたので達成感があります。
ハバタクカミとテツノカイナは自分好みのパラドックスポケモンで、開拓の余地がまだあると感じたので、使っていきたいと思います。

それでは、またお会いしましょう。