【ポケモンSV_S11使用構築】暗黒カイリューサーフゴー【最終247位/最終レート:2042】
ちきふわです。ランクマッチS11お疲れ様でした。
かなりブランクが空いてしまいましたが、SVではS5以来4回目となるレート2000超えを達成したため、構築記事を書きます。
【使用構築】(2023/11/27 ※ディンルーの努力値ミスを修正したものに差し替えました)
【構築完成までの経緯】
1.本ルールでは赫月ガチグマがトップメタになると考え、このポケモンへの処理ルートを確実に用意したいと考えた。
アプローチとしては、
①高耐久で受けながらサイクル下で削る
②対面で上から高火力で倒す
の2つを考えた。①の場合だと鋼テラスサザンドラやアーマーガアが候補になるが、取り巻きに多い炎オーガポンに弱く、ややピンポイント気味でガチグマが選出されない場合に腐りやすいと考えた。
そこで②の場合に、「ノーマルテラスブラッドムーン+真空波」を耐えるポケモンで上から2回行動して倒すことを考えた。この条件に当てはまり、汎用性を損ねないポケモンとして拘り鉢巻飛行テラスカイリューを採用。
2.鉢巻カイリューを使うにあたり、技を無効化された場合の引き先は必須と考えた。
カイリューの弱点である氷/フェアリー/岩技に加え、鬼火や電磁波などの状態異常技に対して無理なく繰り出せるポケモンとしてサーフゴーを採用。
3.鉢巻カイリューと合わせて、対面選出の圧力となるポケモンが欲しいと考えた。
この枠には暗黒強打+不意討ちによる高い対面性能を評価して気合の襷悪ウーラオスを採用。
水ウーラオス想定の対策枠で選出された水テラス/水タイプのポケモンに刺せると判断した。
ここまでを基本選出として、残りは補完として採用。
4.基本選出がカバルドン/パオジアン/トドロクツキが重いため、これらを上から制圧でき、補助技をアンコールで嵌められるブーストエナジーテツノツツミを採用。
5.ここまでで電気技の一貫が切れておらず、ステルスロックを撒けるポケモンが欲しいと考えた。この枠に採用するポケモンには、テラスタルを消費せず行動できる耐久が欲しいと考え、地面タイプであるディンルーを採用。
6.ここまでで相手のハバタクカミ/テツノツツミが重めであり、受け構築に対して崩しの手段が乏しいため、両刀チョッキヒスイヌメルゴンを採用。
【構築の要点】
・行動保証のあるポケモンで高火力を押し付ける
【個別紹介】
※性格の補正箇所は上昇を赤色、下降を青色で記載
※特性は複数あるポケモンの場合のみ記載
※採用順に記載
カイリュー@拘り鉢巻
テラスタイプ:飛行
特性:マルチスケイル
実数値:167(4)-204(252+)-115-x-120-132(252)
技構成:テラバースト/神速/地震/逆鱗
◆AS振り切り+端数H(神速の火力を上げるためA補正)
◆マルチスケイル込みで、C特化赫月ガチグマ*命の珠の「ノーマルテラスブラッドムーン+真空波」を確定耐え
赫月ガチグマの攻撃を耐えつつ、対面で勝てるポケモンでありながら、汎用性を損ねないポケモンとして採用。今シーズンは飛行タイプの技が一貫する選出をするプレイヤーが多く、チオンジェンやハバタクカミの後投げを何度もされたので、ここに対してイージーウィンを狙うことができた。使用感は7世代のメガボーマンダに近く、低速相手に凄まじい火力を押し付ける動きが強力だった。テラバーストを連打するだけで勝利する試合もあった。
サーフゴー@ゴツゴツメット
テラスタイプ:水
実数値:191(228)-58-154(196+)-153-111-115(84)
技構成:ゴールドラッシュ/祟り目/電磁波/自己再生
◆最速赫月ガチグマ抜き
◆H:16n-1(定数ダメージ最小)
◆残りB(11n)
→A特化パオジアンの一致抜群威力80技を確定耐え(噛み砕くor電気テラバースト)
A特化鉢巻カイリューの地震を確定耐え
鉢巻カイリューを強力に動かせる引き先として採用。カイリューの弱点技を撃つ相手はサーフゴーに打点を持ちづらいことが多く、この相手の引き際に電磁波を刺す動きが極めて強力だった。
持ち物のゴツゴツメットは、HB方面に厚く振ることで、岩オーガポンやパオジアンの弱点技を耐えながら、叩き落とす/噛み砕くの接触で相手の頑丈/襷を潰しつつ、ゴールドラッシュで倒す動きが強力だった。
テラスタイプはハッサムの鋼技、パオジアンの氷技に対しての耐性を維持しつつ、水ウーラオスに対して居座りやすくなる水とした。
カイリューと合わせることで、強さを引き出せたと思う。
悪ウーラオス@気合の襷
テラスタイプ:ゴースト
実数値:175-200(252+)-121(4)-x-80-149(252)
技構成:暗黒強打/インファイト/不意討ち/カウンター
◆AS振り切り+端数B(不意討ちの火力を上げるためA補正)
襷枠として採用。このポケモンのカウンターがほとんど警戒されず、炎オーガポンや飛行テラスカイリューなどの高火力物理アタッカーに対して有効に働いた。
水ウーラオス想定の選出で、悪技が受からない相手にも刺すことができた。
テラスタイプは神速の一貫を切れるゴーストとした。
暗黒強打の存在により相手のフェアリーテラスタルを呼びやすいが、その場合はサーフゴー/ヒスイヌメルゴンの鋼技が通るため気にならなかった。
テツノツツミ@ブーストエナジー
テラスタイプ:ゴースト
実数値:131-x-135(4)-176(252)-80-206(252+)
技構成:ハイドロポンプ/フリーズドライ/身代わり/アンコール
◆CS振り切り+端数B(ハバタクカミ/パオジアンに先制するためS補正)
ここまでで重いカバルドン/パオジアン/トドロクツキに対しての牽制として採用。
前述のサーフゴーとこのポケモンの圧力により、補助技主体のポケモンの選出を渋らせてくれたと思いたい。
テラスタイプは悪ウーラオスと同じ理由で神速の一貫を切れるゴースト。
当てるハイドロポンプは強い。
ディンルー@オボンの実
テラスタイプ:フェアリー
実数値:254(188)-173(220+)-146(4)-x-104(28)-73(60)
技構成:地震/テラバースト/カタストロフィ/ステルスロック
◆S:4振り50族(テツノカイナ/ドドゲザン)抜き
◆A:なるべく高く
◆D:C252振りハバタクカミ*拘り眼鏡のムーンフォースを87.5%で耐え
※努力値ミスってます・・・D=105にしたつもりでした(この場合だと93.7%で耐え)
→レンタルでは修正しています
ステロ撒ける地面枠。本ルールだとオーガポン/ハバタクカミ/両ウーラオス/パオジアンなどトップメタから高火力弱点技を押されるため、あまり選出機会は多くなかった。
初手テラスタル+襷のような、ステロを刺せる対面構築に対して選出する。
ヒスイヌメルゴン@突撃チョッキ
テラスタイプ:飛行
特性:草食
実数値:187(252)-120-120-162(252)-188(4+)-72
技構成:ヘビーボンバー/地震/冷凍ビーム/10万ボルト
◆HC振り切り+端数D
ハバタクカミ/テツノツツミ/受け構築への回答として採用。カイリューやウーラオスに後手を取るためBIG6系統にはあまり選出していないが、サイクル系統には強めに戦えた。
地震はテツノドクガ/ヒードランへの打点として採用。
特性はキノコの胞子の一貫を切れる草食とした。
【結果】
TN:ちきふわ
最終順位:247位
最終レート:2042
【重かったポケモン】
・キョジオーン
→明確な対策がないので、ウーラオス/サーフゴー/テツノツツミなどで高火力を押し付けながら対処していた。勝率は悪め。
・電気テラスタイプのアタッカー
→サーフゴーの電磁波を避けられてしまうと苦しくなる。
【所感】
今期はS5以来4度目の2000超えということで、嬉しいです。
今回はレート2000を超えても保存せず、その先までレートを伸ばしたかったので潜り続けました。結果としては3勝重ねることができ、自信になりました。
もし今後対戦することがあれば、次は2050↑を目指していこうと思います。