【ポケモンSV_S5使用構築】巨剣パラディンと仮面富豪【最終452位/最終レート:2000】

ちきふわです。

今回はSVランクマッチ(シーズン5)で、SV3回目となるレート2000を達成したため、使用した構築を紹介します。

 

【使用構築】

 

【構築完成までの経緯】

1.レギュレーションCのルールから数値の高い厄災ポケモンが使用できるため、採用したいと考えた。その中でも、地面枠によりボルトチェンジの一貫を切りつつ、過去の対戦で使用していたカバルドンに近い動きが可能なディンルーを使用したいと考え、採用。

2.レギュレーションCのルールでは厄災4体をはじめとする悪タイプと、悪タイプ対策枠の格闘タイプのポケモンの使用率が増加すると考えた。この2タイプに対してフェアリー技が一貫するため、フェアリータイプのポケモンを優先的に採用したいと考えた。この枠には神速の一貫切りと素早さの高さにより、カイリューにも圧力を与えやすいポケモンとしてハバタクカミを採用した。

3.「カイリュー+サーフゴー」の並びと、テツノツツミ、テツノドクガがシーズン終盤に増加傾向にあると考え、ここに対し「氷+地面」の範囲と特殊高耐久で撃ち合えるポケモンとして突撃チョッキセグレイブを採用。

4.レギュレーションB同様、毒菱の通りが良い構築が多いと感じたため、毒菱を展開できるポケモンを採用したいと考えた。この枠には挑発や叩き落とすで相手の展開を阻害でき、相手のヘイラッシャを牽制できるポケモンとしてマスカーニャを採用した。

5.ここまでで毒菱を回収してくるドヒドイデ/モロバレルと、毒菱の入らないキョジオーンに対して対抗手段が乏しく、加えて受け系統の崩しが欲しいと考えたため、隠密マント+悪巧みサーフゴーを採用した。

6.上記5体では相手のミミッキュ+パオジアンの役割集中、イーユイが重いため、これらの選出抑制となるポケモンを採用したいと考えた。加えて相手のキョジオーン、テツノツツミを誘殺したいと考え、この枠にはヘイラッシャを採用した。

 

巨剣(セグレイブ)+パラ(パラドックスのハバタクカミ)+ディン(ルー)
仮面(マスカーニャ)+富豪(サーフゴー)
から、構築名を「巨剣パラディンと仮面富豪」としました。中世の役職っぽい。

 

【個体紹介】
※性格の補正箇所は上昇を赤色、下降を青色で記載
※特性は複数あるポケモンの場合のみ記載
※採用順に記載

 

ディンルー@食べ残し

テラスタイプ:フェアリー
実数値:257(212)-131(4)-183(172+)-x-112(92)-69(28)
技構成:地震/カタストロフィ/ステルスロック/吹き飛ばし

◆H:16n+1で最大値(食べ残し回復効率意識)
◆B:ステロ+A特化パオジアンの氷柱落とし*拘り鉢巻を確定耐え(HB特化ヘイラッシャと同等)
◆D:ステロ+C252ハバタクカミのムーンフォース*拘り眼鏡を確定耐え
◆S:S4振りカバルドン抜き

地面枠+ステロ展開要員として採用。
持ち物は自身がサイクルに介入する回数を増やせること、突破手段の乏しい相手の詰ませに対して有効に働く場面が多いと考え、食べ残しとした。
基本的に後続のアタッカーを通すための補助を担当するが、自身がテラスタルして行動回数を増やす動きも強力だった。ブーストエナジーが発動したパラドックスポケモンを吹き飛ばしで流せるのも評価点。

ハバタクカミ@拘り眼鏡

テラスタイプ:フェアリー
実数値:131(4)-x-75-187(252)-155-205(252+)
技構成:ムーンフォース/シャドーボール/サイコショック/滅びの歌

◆CS振り切り、同族とパオジアン意識で最速
→「抜群(2倍)ステロ+等倍ムーンフォース」でH4振りカイリューを確定で倒す

本レギュレーションで増加すると考えた悪タイプ/格闘タイプに刺せるフェアリー枠として採用。技構成は一貫性の高い一致技2つに加え、終盤に増加した受け系統(ドオー/モロバレル/ハピナス)への回答としてサイコショック、クエスパトラ/オニゴーリなどの展開系統への回答として滅びの歌とした。
シンプルに高火力を押し付ける動きも強力だが、特定の構築への回答になる技を採用したため、選出回数も増え、選出時の立ち回りが柔軟になった。
また、最速のため、素早さ1段階上昇したカイリューに対して先制しやすい素の耐性で神速を無効化できるという点で、対カイリュー性能も高いと感じた。

セグレイブ@突撃チョッキ


テラスタイプ:地面
特性:熱交換
実数値:205(116)-216(252+)-112-x-106-125(140)
技構成:氷柱針/地震/巨剣突撃/氷の礫

◆準速キノガッサ+3(本構築のサーフゴーと同速)
◆A特化
◆残りH

S3個体の流用。
シーズン終盤に増加した「カイリュー+サーフゴー」の並び、テツノツツミ、テツノドクガに対して有利に戦えるポケモンとして採用。サーフゴーの鋼技に耐性を持ちたいこと、サーフゴーに一致弱点技を叩き込みたいため、テラスタイプは地面とした。
今シーズンはカイリューなどの物理アタッカーを鬼火で対策する人が見受けられたため、ここに対して熱交換で有利に戦えた。

ちなみにS3で2000チャレンジを通した時に使用した個体だが、今期も2000チャレンジの試合で活躍してくれた。やはり強力なポケモンだと再認識した。

マスカーニャ@気合の襷

テラスタイプ:
特性:深緑
実数値:151-162(252)-95-x-96(4)-192(252+)
技構成:トリックフラワー/叩き落とす/毒菱/挑発

◆AS振り切り、110族(テツノドクガ、ゲンガー)に先制するため最速

襷枠として採用。今期も毒菱が通る構築が一定数いると考え、毒菱を採用した。展開構築に対して、挑発による阻害とトリックフラワーによる確定急所(壁展開)が有効に働く場面が多く、選出する構築を選べばしっかり活躍してくれた。
厄災ポケモンの登場で一般枠の悪タイプの使用率が下がっているが、好きなポケモンなので、活躍させることができて良かった。

サーフゴー@隠密マント

テラスタイプ:飛行
実数値:189(212)-x-116(4)-185(124+)-112(4)-125(164)
技構成:ゴールドラッシュ/シャドーボール/悪巧み/自己再生

◆準速キノガッサ+3(本構築のセグレイブと同速)
◆臆病C252振り相当のCを確保
◆残りH

毒菱を回収してくるドヒドイデ/モロバレルなど、上記4体で誘うポケモンが状態異常を撒いてくるため、この対策として採用。浮いているポケモンに打点のないカバルドンやディンルーを起点にしたいため、テラスタイプは飛行とした。
持ち物はキョジオーン(塩漬け)に対してイージーウィンを狙える隠密マントとした。副産物として、マジカルフレイムや地均しといった、追加効果のある弱点技に崩されないことが優秀だった。

ヘイラッシャ@カゴの実

テラスタイプ:
特性:天然
実数値:257(252)-120-149(4+)-x-117(252)-55
技構成:ウェーブタックル/地震/鈍い/眠る

◆HD振り切り+端数B

選出画面のマスコット担当。選出画面で「ミミッキュ+パオジアンの両選出」とイーユイの選出を抑制し、テツノツツミ/キョジオーンを誘導してもらうことが目的。このポケモンを採用してから狙い通りの選出を誘導することができ、勝率を上げることができた。
ただ、選出機会を増やすために、少なくともテラスタイプは変更すべきだと考えた。候補はイーユイの悪技に耐性が付与されるフェアリー。

 

【結果】
TN:ちきふわ
最終順位:452位/最終レート:2000

 

【重かったポケモン
・眼鏡イーユイ
→ディンルーが吹き飛ばされる。受からない。
ミミッキュ
→ゴースト技+フェアリー技の通りが良いため、テラスタルを強要される場面が多かった。

 

【所感】
SVでは3回目のレート2000達成となり嬉しいです。
今シーズンは厄災ポケモンの登場による数値上昇など、これまでの環境とは大きな変化があり慣れるまでが大変でしたが、なんとか目標を達成でき、一安心しています。

それではまた。ここまで読んでくださりありがとうございました。