【ポケモン剣盾S15使用構築】対面エスバネクロカバ【最高:1931/最終:1902(最終735位)】

ちきふわです。
ランクマッチS15お疲れ様でした。
今回は使用構築を紹介したいと思います。

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【構築のコンセプト】

・対面性能の高いエースバーン日食ネクロズマで数的有利を取り、カバルドンで詰める。

・環境に多い受け構築を見えないルートで処理する。

 

【構築完成までの経緯】

1.嫁枠なのでエースバーンを採用。今期のルールでは禁止伝説級ポケモンが多数登場し、これらとダイマックスで殴り合うのは耐久面の低さにより心許ないと判断したため、ダイマックスを使用せずとも高打点を叩き込める襷アタッカー型で採用。

 

2.今シリーズで1体のみ採用可能な禁止伝説級ポケモン(以下、禁伝とする)について、禁伝同士の相性が有利になる相手が多いほど選出できる回数が増加し、構築単位で有利になる試合が多いと考えた。そこで、禁伝の中でも使用率の特に高いザシアンムゲンダイナに一致技で高打点を叩き込め、加えてザシアンと同じくゼルネアス、白バドレックス、キュレム(黒/白)を役割対象に入れることが可能な日食ネクロズマを採用。

 

3.日食ネクロズマが止まりやすいナットレイテッカグヤ、ここまでで重い禁伝のホウオウ、カイオーガに一致打点を叩き込めるサンダーを採用。

 

4.日食ネクロズマの苦手な霊獣ランドロスやエースバーンに強く、メタモン(+日食ネクロズマミラー)、ザシアンに対しての回答としてアッキ鈍いカバルドンを採用。

 

5.ここまでで環境に多い受け構築への回答が乏しく、ゴースト技と悪技の一貫が凄まじいため、崩し枠として悪巧みサザンドラを採用。

 

6.ここまででカイオーガを始め水技の通りが凄まじいため、拘りアイテム持ちカイオーガの水技に繰り出せ、裏に負荷を与えることが可能でありながら、サンダーの苦手なポケモンに強めな拘りスカーフウオノラゴンを採用。

 

【個別紹介】

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エースバーン@気合の襷
性格:意地っ張り
特性:リベロ
実数値:155-184(252)-95-x-96(4)-171(252)
技構成:火炎ボール/ダストシュート/飛び膝蹴り/不意討ち

 

◆AS振り切り
◆端数D

 

今期も懲りずに採用しました。禁伝相手にダイマックスして撃ち合いを制するのは厳しいと判断したため、非ダイマックスで高い対面性能を出せる気合の襷を持たせました。同族との素早さ勝負以外で最速にする利点を感じなかったため、性格は火力重視の意地っ張りとしました。
技構成は、ザシアン/テッカグヤ/日食ネクロズマへの打点として火炎ボール、ゼルネアス/カプ・レヒレへの打点としてダストシュート、ラプラス/ディアルガへの打点として飛び膝蹴り、先制技の不意討ちとしました。
基本的には初手に置きます。今期は初手ダイマックス構築が一定数存在したため、襷を盾に相手のダイマックスを2ターン稼ぐ動きが強力でした。非ダイマックス同士の撃ち合いでも、襷を残しながら相手の初手ポケモンを処理し、数的有利を取りながら詰めていくルートを取りやすかったです。

 

選出率:2位

 

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日食ネクロズマ@弱点保険
性格:意地っ張り
特性:プリズムアーマー
実数値:204(252)-195(4)-147-119-129-129(252)
技構成:メテオドライブ/フォトンゲイザー/地震/龍の舞

 

◆HS振り切り

◆端数A

◆C個体値31

 

本構築の禁伝枠。禁伝の中でも使用率が特に高いザシアン/ムゲンダイナに相性上有利でありながら、鋼打点によりザシアンと似たような範囲のポケモンを相手できると考えて採用しました。努力値配分については、Aに振り切ると実数値が過剰気味であることや、場持ちの向上を考慮してH振りとしました。
技構成は一致打点のメテオドライブフォトンゲイザー、炎タイプへの打点となりダイアースによる要塞化が可能な地震、火力と素早さを上げるための龍の舞としました。
特筆すべきはフォトンゲイザーの採用で、以下の点で勝利に貢献しました。

 

・技に特性無視の効果が付与されるため、龍舞することで天然ヌオーを突破できる。加えてドヒドイデに対しての打点となるため、受け構築に対して有利。

ダイマックスすると特殊技になるため、エースバーンや水ウーラオスなどの襷カウンターを避けることが可能。

 

不一致弱点技を起点にし、高火力技で押し切る動きは読まれやすいですが強力でした。
S1の弱点保険バンギラスを思い出すような強さでした。選出率は堂々の1位で、禁伝同士の対決にも滅法強く、軸として心強いポケモンでした。

 

選出率:1位

 

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サンダー@命の珠
性格:控えめ
特性:プレッシャー(※静電気推奨)
実数値:165-x-105-194(252)-111(4)-152(252)
技構成:10万ボルト/暴風/熱風/羽休め

 

◆CS振り切り

◆端数D

 

日食ネクロズマの通らないポケモン(ナットレイ/テッカグヤ/ホウオウ)に対して打点を持つポケモンとして採用しました。技構成はアタッカー型のテンプレ4つとし、火力を上げるため性格は控えめとしました。
このポケモンを採用することで、日食ネクロズマを選出しなくとも構築のパワーを維持できたり、日食ネクロズマと同時選出した際でもダイマックスを切るポケモンを柔軟に選択できる立ち回りが可能になりました。

 

選出率:4位

 

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カバルドン@アッキの実
性格:腕白
特性:砂起こし
実数値:215(252)-133(4)-187(252)-x-92-67
技構成:地震/氷の牙/鈍い/怠ける

 

◆HB振り切り

→A+1状態のA222ザシアンの「巨獣斬+アッキ発動後の巨獣斬」を確定耐え

◆端数A

 

環境に多いエースバーン/ザシアン/日食ネクロズマ(/メタモン)などの物理アタッカーに強いポケモンとして採用しました。ザシアンの巨獣斬への受け出しを可能とするため、持ち物はアッキの実としました。加えて、剣舞霊獣ランドロス/龍舞カイリューに対しての打点として、氷の牙を採用しました。
鈍い+怠けるで相手の物理ポケモンダイマックスターンを枯らす動きが強力で、禁伝ポケモンにも撃ち合える性能の高さが光りました。

 

選出率:3位

 

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サザンドララムの実
性格:臆病
特性:浮遊
実数値:167-x-110-177(252)-111(4)-165(252)
技構成:悪の波動/ラスターカノン/火炎放射/悪巧み

 

◆CS振り切り

◆端数D

 

S4以来1年ぶりに採用しました。環境に多い受け構築がラッキー+ヌオーなど、フェアリータイプを受けポケモンに採用しないものが大半であることに気づいたため、悪技による崩しが通ると判断しました。技構成は悪技と崩しのための悪巧み、バンギラスやフェアリーへの打点としてラスターカノン、テッカグヤナットレイなどの鋼への打点として火炎放射を採用しました。日食ネクロズマ、エースバーンの呼ぶ欠伸カバルドンを起点にするため、持ち物はラムの実としました。
拘りアイテム持ち想定の動きをされることが多かったため、悪巧みが刺さりました。

ちなみにサウザンアローの仕様により、ジガルデのダイマックスを抑制できる点も強力だと考えています。

 

選出率:5位

 

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ウオノラゴン@拘りスカーフ
性格:意地っ張り
特性:頑丈顎
実数値:166(4)-156(252)-110-x-100-127(252)
技構成:エラ噛み/逆鱗/けたぐり/寝言

 

◆AS振り切り

◆端数H

 

諸説枠。水技に受け出せるポケモンとして採用しましたが、この枠にはカイオーガ+ナットレイを崩せるポケモンが適任だと思いました。技構成はスカーフ型のテンプレ4つです。選出誘導としては機能したかなと思いたい・・・(笑)

 

選出率:6位

 

【結果】

TN:ちきふわ
最高レート:1931(2/15時点)/最終レート:1902(最終順位:735位)

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【選出】

 

vs 対面構築(ザシアン軸/日食ネクロズマ軸/ゼルネアス軸/白バドレックス軸)

→エースバーン+日食ネクロズマ+カバルドンorサンダー

初手のエースバーンで1-1以上の交換を狙い、日食ネクロズマダイマックスを切って相手を制圧します。最後にカバルドンかサンダーで詰めて勝利します。

基本的に、この選出が多いです。

 

vs サイクル構築(ムゲンダイナ軸/ジガルデ軸)

サザンドラ+日食ネクロズマ+サンダー

特に受け構築の場合はサザンドラと日食ネクロズマで制圧できることが多いため、積極的に選出します。

 

【厳しい相手】

イベルタル

→悪+飛行の技範囲が受かりません。

・黒バドレックス

→ドレインキッスがあるとサザンドラでも止まりません。

カイオーガ

→どこかで先制できるタイミングを作らないと勝てません。

 

【感想】

今期は6世代からランクマッチ(レート対戦)を続けていて、初の竜王戦ルールに参加しました。
禁止伝説級ポケモンを使うことも初めてでしたが、新鮮な気持ちで対戦でき、楽しかったです。このシリーズは短期集中で潜ろうと考えていたため、レート1900を超えることができて良かったです。

 

それではまた。